持ち家の方は、建て替えをしない限りいつかはリフォームまたはリノベーションが必要になってきます。その時どこに頼むか、相談するのが良いかパッと思いつくでしょうか?なかなか難しいのではないでしょうか?ここではリフォーム・リノベーションを検討する時どこに相談するのが良いのか参考でまとめていますので一つの参考として見て頂けると嬉しいです。
〇まずは、リフォーム(リノベーション)の依頼先がどれだけ・どんな種類があるのか?です。
リフォーム(リノベーション)と言っても幅が広く、小規模な設備交換などから間取り・内装をすべて変える大規模な工事があります。まずはご自身が検討されている工事が何かと相談先のメリット・デメリットを知り、どことが良いマッチングになるか参考にして下さい。
※多いのは建築時の会社に頼まれるケースが多いですが、そうでは無い場合や新しい会社に依頼したいケースでご紹介しています。
① ハウスメーカー
② 工務店
③ 設備メーカー
④ 設計事務所
⑤ リフォーム専門業者
⑥ 家電量販店・ホームセンター
⑦ 電気・ガス会社
⑧ 個人の大工、業者
ざっと考えてこれだけの業者があると思います。各会社によって得意不得意・メリット、デメリットがあります。大部分のところでまとめてみましたので参考にしてください。
① ハウスメーカー
ハウスメーカーは新築からリフォーム(リノベ)まで幅広く手掛けているので、工事も大規模なリフォーム(リノベ)にも対応してくれる会社がほとんどです。今は各社がリフォーム専門の部署を設置するなどして力を入れています。
メリット:ネームバリューがある
経験豊富で幅広いトータル提案を行ってくれる
保証など充実している
デメリット:宣伝広告費や人件費などが多くかかるので比較的費用が高いケースが多い
営業担当の力量で差が出てくるケースがある
小規模リフォームは受けてくれないケースがある
② 工務店
リフォームを考える方にとって一番身近な会社だと思います。新築からリフォーム(リノベーション)まで幅広く施工しているので経験も豊富です。地域密着しているケースが多いので安心して相談できます。また、ハウスメーカーとは異なり、あまり広告費をかけていないので、ハウスメーカーと比較すると価格がコンパクトなケースが多いようです。
メリット:地域密着なので評判など情報が得やすい
小規模から大規模まで幅広い自由度のある提案をしてくれる
広告費をあまりかけないので費用もコンパクト
デメリット:大手のような長い保証期間がない
ネームバリューがあまりないケースが多い
③ 設備メーカー
トイレ設備のメーカーやキッチン設備のメーカーなどがリフォーム工事を請け負っている場合があります(LIXIL、パナソニックなど)。メーカーや工務店と違い、大規模なリフォームではなくキッチン・洗面・トイレなど水回りやドアなどの建具などの部分的リフォームがメインになるケースが多いです。地元の工務店などが代理店として業務を行っているケースが多いです。
メリット:設備工事がメインのため商品数・知識が豊富
設備メーカーの最新情報など得やすい(キャンペーン情報など)
デメリット:部分的リフォームがメインのため大規模リフォームの知識は少ないケースがある。
④ 設計事務所
部分的リフォームではなくこだわりのある大規模リフォームに対応するケースが多いです。地元の工務店などと比較するとこだわりの強いデザイン・間取りを提案してくれます。工事会社は別なので中間マージンなど発生して費用も多くかかってくる。
メリット:こだわりのあるデザイン・設計を提案してくれる
デメリット:設計者の実力で左右される
工事会社は別なので理想と現実のギャップをしっかり埋めることが出来るのかどうかがポイント。小規模な工事は請け負っていないケースが多い
⑤ リフォーム専門業者
リフォームを専門にしている会社です。大規模なリフォームから小規模なリフォームまで、様々なリフォームに対応していますし専門なので経験豊富です。いろんなケースで相談出来ます。
メリット:実績と経験が豊富にある
地域密着なので評判など情報が得やすい
小規模から大規模まで幅広い自由度のある提案をしてくれる
デメリット:会社によって得意不得意があるので下調べが必要
⑥ 家電量販店・ホームセンター
現在、家電量販店やホームセンターもリフォーム提案を行っています。大規模リフォームではなくキッチン・洗面・トイレなどの部分リフォームをパックにしてお得に販売しているケースが多いです。有名ブランドではない商品などを使い比較的、費用を抑えたリフォームを検討できます(ニトリ、エディオン、ダイキなど)
メリット:費用抑えた豊富なパック商品があり分かり易く選びやすい
ポイントが付くケースもある
デメリット:大規模リフォームは対応できない
パック商品だと選べる商品数が少ない
施工会社は別のケースが多いので保証や故障時の対応を確認必要
⑦ 電気・ガス会社
電気・ガス会社もリフォームを行っています。多くはIHやエコキュート、ガスコンロ・ガス給湯器などの器具取替工事が多いです。中には大規模リフォームを行っている会社もありますが多くは部分リフォームがメインとなってきます。
メリット:電気・ガス工事の専門的で的確な提案がある
商品が豊富(ガスコンロ・給湯器、IH・エコキュートなど)
デメリット:大規模なリフォームは行っていないケースが多い
⑧ 個人の大工、業者さん
地元の個人大工さんや業者さんお願いするケースもあります。大規模リフォームではなく部分的リフォームのケースがほとんどです。個人で行っているため費用も抑えることができ相談も行いやすい。
メリット:地元で近いので相談しやすい
人件費が少ないので費用を抑えることができる
大工工事、専門工事で培った腕がある
デメリット:近いからこそ保証や故障時の対応をよく確認が必要
※なあなあにならないように注意
器具や商品知識が専門ではないので豊富ではないケースがある
腕が逆にあるかないか!?
大きく分けて8つに分けることが出来ます。一長一短のポイントが各社あるのでまずはご自身が何のリフォームを検討されているかまとめて下さい。
〇例:キッチンの設備入れ替えと洗面室のリフォーム(洗面台交換とクロス張替え)
この場合ですと、①ハウスメーカー④設計事務所は外れてきます。さらに洗面室もあるので⑦電気・ガス会社も外れてきます。あとは費用をある程度かけて最新の商品を使いたいのか?それとも費用をコンパクトにしたいのかで相談する会社が決まってくると思います。
・商品にこだわりたいなら、②工務店③設備メーカー⑤リフォーム専門業者
・費用を抑えたいなら、⑥電気量販店・ホームセンター⑧個人の大工・業者さん
のようなザックリした分け方が出来ます。
※注意:上記はザックリとした分け方なので一つの目安として使ってください。キャンペーン商品や状況により変わってくるケースもありますので、あくまで参考として見て頂けると幸いです。
リフォーム・リノベーションは幅が広いだけに悩みますし相談先も多いので上記の情報を一つの参考として相談の絞り込みに使ってください。
ちなみに木創は新築からリフォーム(リノベーション)を行っております。小規模の部分リフォームから大規模リフォーム(リノベーション)を行っています。自社で設計から施工(大工工事)外構工事までトータルで行い提案しております。新築もリフォームも大工なので知識・経験豊富です。イメージとしては②工務店④設計事務所⑤リフォーム専門会社⑧個人の大工・業者さんのハイブリッドのような会社です。もしよければリフォーム(リノベーション)をご検討でしたら下記URLサイトに木創のリノベーション施工実例を掲載していますのでぜひご覧ください。
https://mokusou-t.com/works/329
最後までご拝読ありがとうございます。ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。