2021.10.28
寒くなるこれから・・気を付けて【ヒートショックについて】
冬になると耳にすることが増える「ヒートショック」。厚生労働省の研究班の調査では年間19,000人以上の方が入浴中に亡くなっています。この人数は、交通事故で亡くなる人の5倍以上。皆様に危険がある恐ろしい事故です。このヒートショックは家の性能と大きく関係していますので今回は【ヒートショックから身を守るためにどうすればよいのか?】という観点で書こうと思います。
ヒートショックはなぜ起こるの!?
「ヒートショック 」の発生は寒い時期、入浴中に多く見られる傾向があります。
暖かいリビングから寒い浴室への移動、寒い脱衣所・浴室から熱い湯船につかるなどの行動により血圧が大きく上下に変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすくなるのです。また、リビングや脱衣室が寒い時ほど、熱いお湯に長くつかる傾向があり、そのリスクが高くなるとも言われています。
岡山は温暖な地域だから大丈夫じゃないの!?
岡山は確かに温暖で気候に恵まれているとおいわれていますが、下記の表のように危険度としては高い方に分類されます。理由としては、温暖な地域なので家自体の断熱性能があまり高くなくても生活できるのでそれなりの断熱性の住宅が多い。なにも対策をしていないので事故が起こりやすい。ちなみに寒い地域は、家の断熱性が高くないと生活できないため、もとから断熱性が高い住宅が多い。そのため事故が少ない傾向にあります。温暖と言われる地域でも断熱性の高い家は必要なのです。
安心できるはずの家が安心できない。これはとても怖いことです。高気密・高断熱の高性能住宅だと全部屋の温度を一定にすることが出来るのでヒートショックが起こりにくい環境を作ることが出来ます。高性能住宅は住まわれる家族の命を守ることが出来る住宅です。一つの対策として家の性能をご検討いただけますと幸いです。