2024.07.13
快適な家・住み心地の良い家を実現するために必要なこと
年々暑さは厳しくなっています。
この暑い夏を快適に過ごすために住宅に何が必要なのかお伝えします。
室内環境において「住みやすさ・快適性」とは、暖かさ・涼しさといった「心地良い室温・湿度を保つこと」だと考えています。暮らしの中でよく耳にする不満は、夏の暑い日に帰宅すると家中が熱気に包まれていたり、夜になれば部屋が蒸し暑く寝つきが悪かったり、冬になると暖房が効きづらい部屋があったり、サッシなど結露が発生するなど。
これらはいずれも住宅の性能が影響しています。性能が低いとエアコンやファンヒーター等の空調だけ調節することになり、光熱費への負担にもつながります。
さらに住宅は換気システムを設置することが標準化されていますので外気と内気をただ入れ替えるだけだと夏は暑い空気が入ってくるので快適な空間が作れません。ではどんな住宅が性能が高いのでしょう?
ひとつの目安として見て頂きたいのが、住宅の性能が数値です。現在、住宅の性能は数値で表されており皆様もよく目にされたことがあるのがUa値やC値などだと思います。
■Ua値とは
Ua値は「ユーエーチ」と読み、外皮平均熱貫流率とも言います。 外気に触れる住宅の壁や屋根、窓等の開口部から室内の熱がどのくらい外へ逃げやすいかを数値化したものです。 UA値は数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が良い家(高断熱住宅)となり、省エネ性能の高い住宅になります。
■C値
C値(相当すき間面積)とは、「家にどれくらいすき間があるのか」を示した数値です。 C値の計算方法は、住宅全体の隙間の合計面積÷延べ床面積です。 1平方メートルあたりに存在するすき間の面積を示す数値といわれています。 つまりC値が小さいほど、すき間が少ない高気密な家ということになります。
では、どれくらいの数値があれば快適に暮らせるのでしょうか?
木創が必要だと思う性能は、Ua値0.26~0.5 C値0.3以下 は必要と考えています。
この性能でどんな暮らしが出来るかと言いますと
1.エアコン1台で快適・安全な暮らし
木創の高性能住宅はエアコン1台で快適。夏涼しく、冬暖かい生活を送っていただけます。部屋を暖める・涼しくするではなく、家全体を快適な温度に保ちます。そのため、各部屋の温度差は小さくなるので【ヒートショック】のような事故を防ぐ要因にもなります。
2.光熱費・イニシャルコストを抑えて省エネ
エアコンによる冷暖房は、今や当たり前のものとして住まいに取り入れられています。しかし、断熱性や気密性の高くない住宅では、外気の影響を大きく受けるために、エアコンを入れてもなかなか温まりにくく、冷えにくい。木創の高性能住宅は、エアコン1台で快適に生活できるので光熱費を抑えることができ、エアコンの購入も1台ですむのでイニシャルコストの削減もできます。
3.空気環境が改善されて、健康に
木創の高性能住宅ではエアコン1台で快適に暮らせるため、冬場にストーブ・ファンヒーターなどの予備暖房が必要ありません。そのため、いやな臭いや結露を防ぐことができます。結露を防げるのでカビの発生が抑えられ、空気環境をより良い状態に保つことができます。
このような暮らしをして頂ける家づくりを行っています。
では木創がこの性能を発揮するためにどのような仕様を使ってるいるのかご紹介します。
■木創の換気システム【第一種熱交換型セントラル換気システム】
第一種とは、給気と排気を機械で制御し、計画的な換気を可能にします。熱交換とは、冷暖房で快適な温度に保たれた室温を回収しながら空気を入れ替えます。近年では住宅の高気密高断熱化が進んでおり、そのような高性能の住宅にふさわしい換気はやはり第一種熱交換型といえます。
① 換気システム
熱回収された新鮮な空気がダクトレスで吸気され床下空間に充満。
② 室内給気口
床面に設置された給気口から居室内に給気。
③ 室内排気口
ドアのアンダーカットや吹き抜けを通り、各居室に設置された排気口より排気
全熱交換換気システムは換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)するので、夏はエアコン、冬は暖房等を使用して頂くことで、省エネ効果もあります。冬には室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻すので、室内の乾燥防止にもなります。
また、PM2.5や花粉症・粉塵も除去してくれ人にも環境にも優しいエコロジーシステムです。
■木創の外断熱システム【アルセコ外断熱システム】
アルセコ外断熱システムとは、環境先進国ドイツでトップ3ものシェアを持つ「アルセコ社」。材料から仕組みまで一つ一つこだわり、ドイツをはじめ世界中で使用されている外断熱システムです。
どんな特徴があるのか?
1.耐火性 -fire break-
国土交通省防火認定PC030 BE-0914/0915取得
アルセコに採用されている「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)は、100%不燃の断熱材です。
2.透湿性 -permable-
すべての部材が、湿気を外へ外へと導く。アルセコを構成するすべての材料が、透湿性を持っています。特筆すべきは断熱材「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)の「繊維方向」です。繊維方向を壁面に対して垂直にしてあるため、水蒸気が外部に逃げやすい構造になっています。
さらに、材料の透湿性能は、外側の材料にいくほど高くなっているため、常に「内側から外側に水蒸気が逃げよう」としています。アルセコに外壁通気層がないのは、自信の現われです。
3.水密性 -Water tightness-
建材試験センターで証明済み:開口部の水密性
《W4等級(樹脂サッシの水密性と同レベル)》
2012年に、一般財団法人・建材試験センターにおいて行われた水密性試験で、高い水密性が、証明されました。同実験においては、サッシを組み込んだ壁が平均圧力350Paまで、漏水は認められませんでした。
4.耐衝撃性 -impact resistant-
スポンジ効果
ガラス繊維メッシュが入ったベースコートは、外部からの耐衝撃性があります。地震の際の、構造躯体の揺れは、柔らかさを持ったミネラルウール・ラメラ(別名ロックウール)の「スポンジ効果」で、仕上げ面までその動きを伝えません。
5.セルフクリーニング -self cleaning-
雨のたびにきれいになる
プロテクトカラーに使われている塗料は、雨が降ると汚れを落とす効果があります。また、その染料は非常に硬く、温度変化による伸縮もほとんどないため、非常に汚れのつきにくいものになっています。高圧洗浄も可能です。
■木創の内断熱材【内断熱セルロースファイバー】
セルロースファイバーとは、天然繊維(パルプ)で出来た断熱材の一種です。1950年代にアメリカで開発されて以来、その断熱性能の高さから世界中に普及しています。(アメリカでは最も使用されている断熱材です)
新聞紙をリサイクルして作る再生品であるため、資源の枯渇の心配もなく、製造時エネルギーがほとんど必要ありません。セルロースファイバーは、住む人と地球環境にやさしいエコロジーかつ高性能な断熱材と言われています。
・セルロースファイバーの特徴
セルロースファイバーの特徴は下記があります。
1.夏は涼しく冬は暖かい家を実現する
2.環境に優しい資源である
3.湿気を吸うので快適な温度で過ごせる
4.結露やカビを予防できるので良い状態を保てる(家が結露しない)
5.シロアリやゴキブリといった害虫予防ができる
6.高い防音性能
7.高い防火性能
・どんな商品なのか!?
グラスウールやロックウール、発泡スチロール系の断熱材と比較して、セルロースファイバーのすごいところは、断熱機能だけでなく、吸放湿性能や防音、防火、防虫性能など、数多くの付加機能を持っている点です。
つまり、セルロースファイバーを断熱材に採用するだけで、断熱性能のほかにも、自然素材ならではの吸放湿性によって適度な湿度を保つことができ、室内や壁体内部の結露やカビ予防に繋がります。
さらに防火性能を高めるために配合したホウ酸の効果で、シロアリやゴキブリ等の害虫も寄せ付けません。また、セルロースファイバーは非常に高い防音性能を持っています。(アメリカでは空港周辺の住宅で防音材として使用されているほど)
さらに、難燃剤としてホウ酸を添加しているため熱に強く、ガスバーナーで直接燃やしても表面が炭化するのみで燃え広がりません。断熱材の中でも極めて高い防火性能を誇っており、準不燃材料としての認定まであるほどです。この様に、セルロースファイバーは、断熱性能だけでなく、多様な機能を兼ね備えた断熱材なのです。
木創はこのような素材を使うことで高性能住宅を実現しています。
※上記の3つだけでなく他の素材、施工技術なども性能上げるポイントです。
皆様からすると性能の数値だけ聞かされても分かりにくいし、展示場のモデルハウスなど見学しても現実的でなく分かりにくいと思いますので、検討したい工務店・建築会社の実際にお客様が住まれる家を体感するのが一番分かり易いです。
現在、期間限定で完成見学会を開催していますので木創の家が気になった方はぜひご参加ください。
『百聞は一見に如かず』聞くだけでなく見て体で体感してください。見学会の詳しい情報は下記からご覧ください。
最後まで拝読頂きありがとうございます。