木創

Blog日々のこと

2022.04.23

【住宅をご検討の方へ】安心した資金計画を行うために必要な事とは!?

木創のブログを見て頂きありがとうございます。
ここでは、住宅を検討中の方に役立つ情報を掲載しています。ただ私の主観的意見も入っているのでこれが100%正しいではなく、こういった考え方もあると!一つの考え方として参考にして頂けますと嬉しいです。

家づくりで避けて通れないのが資金(お金)です。ほとんどの方が住宅ローンを組んで家づくりを計画されると思います。今回はお金・資金計画についてお話します。

〇資金計画とは!?
「資金計画」は「予算」ではありません。計画時に住宅会社さんから提示がある見積もり・資金計画書は資金計画ではなく予算です。「予算」を組むことを「資金計画」と勘違いしていると、住宅の建築中や住宅ローン返済開始後などに、大変な思いをすることになります。

資金計画とは下記3つすべての事を指します。
① 資金の調達
② 支払いの計画
③ ローン返済
別の言い方ですと『ライフプランニング』が近いように思います。

①資金の調達とは!?
資金の調達とは住宅を建てる時の必要なお金をどうやって調達するかです。
項目としては、大きく分けて2つになると思います。
・住宅ローン
銀行や信用金庫などで必要な予算を借り入れする。建物の仕様・銀行・借入年数・借入する方法で金利が変動します。金利の安さだけではなくどれが自分たちの生活に合うか一度、家だけでなく人生設計を含めて家族で話し合われることをお勧めします。
※注意点
銀行から借りることのできる融資額が『予算』ではありません。子供の成長や貯蓄含めて検討して払えるお金が『予算』です。
・自己資金
ひとつの考え方として「自己資金額」の中から、将来のために残しておく資金額を考えます。使わない金額を考えることがとても大事なポイントです。必要なお金は残しておきましょう!
※注意点
住宅会社さんから提出される資金計画書はよく見ておきましょう。住宅を購入する際には、聞いたことのないような費用がたくさんかかります。それをすべて確認するのは大変です。検討される会社の方に『最初から引越しして暮らし始めるまでの予算を組んでください』とお伝えください。そうすることで後からの予算追加を防ぎ安心した計画が出来ます。
しっかりした資金計画書の提示がない場合は、お客様の事を大事に考えない住宅会社と判断しても良いと思います。

②支払いの計画
家づくりは車を買うように短期間で終わりません。契約から完成まででも4~6カ月かかります。※会社によって違いあります。
そのため、間でお金を支払いが必要なタイミングがありますので事前にどのタイミングでどれくらいのお金が必要になるのか知っておかれた方が安心です。
・ひとつのパターン(土地購入からの場合)
土地契約金(土地代金の約10%) 自己資金より
土地決済金(土地代残金+諸費用) 銀行融資より
建物契約金(建物代金の約5~10%) 自己資金より
建物着工金(建物代金の約20%) 銀行融資より
建物中間金(建物代金の約40~50%) 銀行融資より
建物最終金(建物代金の残金) 銀行融資より
引渡し平行(家具・家電購入費用) 自己資金
※上記の支払いパターンは住宅会社によって変わります。

③ローンの支払い
家が完成して住宅ローンの返済は30年や35年と長期間です。住宅ローンの資金計画は「借りること」も大切ですが、「無理なく完済すること」も重要です。

住宅購入までに下記の事も考えとくと良いかと思います。
・繰り上げ返済計画とそのための貯蓄計画
・修繕・リフォーム計画とそのための貯蓄計画
・子供の教育費の支払い計画とそのための貯蓄計画
・老後の生活費の計画とそのための貯蓄計画
・固定資産税、不動産取得税などの納税
最低でも上記の事は考えて計画を行ってください。

今の時代、年金もあてになりません。さらに人生100年時代と言われ我が家で暮らせる時間は長くなっています。その分、当然お金もかかってきます。脅しではありませんが、「老後破産」にならないためにも住宅購入の際には30年や40年後の未来を見据えて計画しましょう。

木創では上記の計画を一緒に考えるライフプランニングの相談を無料で行っています。計画前に気になる方はぜひライフプランニングを行って先を見据えた家づくりを行っていきましょう。最後までご拝読ありがとうございます。

木創のHPはこちら⇓下記URLよりご覧ください。
https://mokusou-t.com/

 

2022.04.11

【家づくりをご検討の方へ】高性能住宅(高気密・高断熱)の必要性とは!?

こんにちは。木創のブログを見て頂きありがとうございます。
前回のブログでは、【木創の考える現代の和風住宅とは何か】をご案内しました。今回はその中のポイントの一つである【高性能住宅とは】何か?なぜ必要なのかにクローズアップして少しでも家づくりを検討中の方のお役に立てればと思います。

■高性能住宅とは!?
まず、木創の考える高性能住宅とは何か?
・高気密・高断熱であること
・安心・安全に暮らせること(高耐久・高耐震)
・家と家族が健康に暮らせること
大きくこの3つのポイントになります。
各ポイントの詳細な仕様は下記URLより性能ページで詳しくご案内しておりますのでぜひご覧ください。
https://mokusou-t.com/spec

このブログではそのポイントが今の時代・これからの時代になぜ必要かハード(性能・数値)ではなくソフト(暮らし方・環境)についてクローズアップします。

■なぜ高性能住宅が必要なの!?
上記の3つのポイントを深掘りします。

各ポイントの簡単な説明と現在どんな問題点と家が紐付けられているかご説明します。

〇高気密・高断熱であること
高気密・高断熱は数値で表されています。木創のご提案する数値は下記になります。
Ua値0.26~0.5 C値0.3以下です。これは数字が小さい方はど性能が良いです。
ちなみに一般的な住宅は、Ua値0.87(H25基準) C値1.0くらいです。
※一般的な性能ですので参考までに

▲こんな問題が!?
・燃料の高騰→公共料金の値上げ
現在、電気・ガス・ガソリン代などの燃料費・光熱費が上昇しています。これから先、料金が安くなるとは考えにくい時代です。車だと電気自動車・住宅だと太陽光発電を設置し家の性能を高くし電気・ガスを使う量を減らさなければランニングコストは上がる一方です。
・地球温暖化(環境変化)→夏もっと暑くなる?冬はもっと寒くなる?
今まで地球温暖化が進み日本でも毎年最高気温更新のニュースが取り上げられています。さらに異常気象も増え夏はもっと暑く・冬はもっと寒くなる時代が来る可能性があります。そんな環境の中、どんな性能の家で暮らすかが快適性を左右します。

〇安心・安全に暮らせること(高耐震・高耐久)
家は家族を守るシェルターです。安心・安全に暮らせることが必要です。
木創は許容応力度計算で耐震等級3を実現。さらに高気密・高断熱住宅にすることで各部材もより良い状態で長持ちします。

▲こんな問題が!?
・地震が頻発している 南海トラフ地震があるかも!?
今、関東エリアで地震が多発しています。岡山県は災害の少ない地域と言われていますが、何があるか分かりません。南海トラフ地震もいつ起こってもおかしくない状況です。地震が起きたとき地震に耐える高耐震は当然必要ですが、地震の後も生活は続きます。修繕費用が莫大にかかれば地震には耐えることが出来ても、あとの生活が出来ません。地震に強く、さらに高耐久な性能を持った家を検討する必要があります。
・給料の大幅アップ、年金の期待できない(時代背景)
今の日本の住宅の寿命は30年~40年と言われています。人生は100年時代です。
お子様が同居して後をとってくれればこのような問題は起こりませんが、核家族化が進んでいる今、リフォーム工事がとても多い時代です。もしかすると建て替えをする財政的な体力がなくリフォームが多くなっているのかもしれません。今から住宅を建てられる方は今より年金受給など厳しくなりそうです。住宅ローン35年払い終わると家が傷みリフォームが必要になる。住宅の費用が常に付きまといます。考え方を変えてお子様の代まで住める家を検討されるのもひとつの方法です。

〇家と家族が健康に暮らせること
暮らしていく中で、健康に過ごせることは一番大切なことです。
外気が直接家の中に入らない一種換気を使用、さらに家どこでも快適に過ごせる温度環境を実現できる仕様を採用しています。

▲こんな問題が!?
・食生活・空気環境も昔と大きく変わり免疫力が低下している
今、人の免疫力は昔と変化しています。アレルギーなども増え続けています。いろんな要因はありますが家の中ではより良い空間で過ごしたいものです。素材に天然のものを使い化学物質をなるべく抑えた仕様など家づくりで工夫できる箇所はたくさんあります。元気が一番!本当にそうです。
・地球環境が大きく変わり家への負担が増えている(温暖化・異常気象)

ゲリラ豪雨・爆弾低気圧など毎年初めて聞くような語源が出てきます。異常気象が増えてきています。これは家に対する負荷も増えているという事です。どんな素材を使うかで家の寿命も変わってきます。今まではこれで大丈夫と安心せず長い先を少しでも考えて素材を選ぶことも必要です。
・メンテナンス費用・リフォーム費用
上記や収入の話と合わさってきますが、寿命が短ければ購入時は費用を抑えることが出来るが、リフォームなどの費用は多くかかります。購入時は若いので費用を頑張りやすい、リフォーム時は年をとっているので費用は頑張りにくい・・可能性が高いと思いますのでメンテンス費用・リフォーム費用のことも少し考えて家づくりの計画をしてもよいのでは。

このように家は暮らしです。家の中の生活だけではなくすべてと繋がっています。自分たちの家づくりに何が必要なのか?家だけで考えるのではなく今置かれている環境も考えるとまた別の答えが出るかもしれません。このブログに書いたことはすべてが正しいわけではありませんが考え方を変える・プラスするきっかけになれば幸いです。

また、木創のHPには家づくりのヒントがたくさんあります。木創が考える上記のことを考えた性能はこちらからご覧ください。参考になりますと幸いです。
https://mokusou-t.com/spec

最後までご拝読頂きありがとうございます。

2022.03.28

【和風住宅を検討中の方へ】現代の和風住宅とは!?

私たちが考える和風建築とは、今までの建築の考え方・作りなどを理解したうえで現代に引き継ぎ現代の環境に最適な仕様にカスタマイズした建物が現代和風住宅と考えています。
それは『和風建築×高性能工法』
今もてはやされているパッシブデザインや調湿効果の高い家、日当たり・風通しの良い家とは昔当たり前にあったものです。それが、住宅会社の競争材料として洋風住宅やシンプルモダンなどのコンテンツが流行し、今は自然を生かしたパッシブデザインなどに還ってきています。元に戻った「原点回帰」だと感じています。
私たちは今までの家づくりの歴史を知り、大工としての技術を継承・磨き続け、現代技術を学ぶことで和風建築×高性能工法で建てることができる家を実現し、これが現代に合った和風建築だと考えています。

〇なぜ高性能が必要だと思ったか!?
「断熱性」「気密性」「耐震性」「耐久性」。住まいの性能は様々ですが、すべての性能が私たちの暮らしになくてはならないものです。
そして「性能がどれだけ優れているか」は「暮らしがどれだけ快適・安心か」という差になって表れ、住まいの満足度につながります。
数十年に渡って暮らすマイホームが、基準を満たす住まいか、基準を超えた「高性能な住まい」であるかは、人生の満足度まで左右するキーポイントです。
お客様により良い暮らしを提案する選択肢を持っていただけるよう木創は和風建築であり高性能な住宅が必要であると考え、常に最新の技術・商品を学び・その力が最大限発揮できるような施工技術も磨き続けています。
『最新の住宅技術』と『大工の確かな腕』がさらなる高性能を実現します。

〇木創が考える高性能工法(住宅)とは!?
木創が考える高性能工法(住宅)に必要なことは大きく分けて下記の3つになります。

①高気密・高断熱 Ua値0.26~0.3 C値0.3以下
光熱費・イニシャルコストの削減
エアコン1台で快適・室温の統一
②安心・安全に暮らせること
許容応力度計算によって算出された耐震等級3
ヒートショックを防ぐ空間
③家族と家の健康
自然素材を使っている(素材選び)
空気がキレイ

① 高気密・高断熱 Ua値0.26~0.3 C値0.3以下
高気密・高断熱とありますが、いろんな会社が同じようなことをうたっています。
ではどうやって比べたらいいのでしょうか?比べる基準としてUa値、C値というも   のがあります。これは数値が低い方の性能が良いので比べるには分かり易です。
※詳しい数値は下記URLより性能ページをご覧ください。ちなみに国の省エネ基準はUa値0.87です。
https://mokusou-t.com/spec

では、高気密・高断熱で暮らしがどう変わる!?
木創の高気密・高断熱仕様の場合、全熱交換換気システムを活用することによりエアコン1台で1年中快適に過ごして頂けます。どんな変化が・・
・エアコン1台で冷暖房が補えるので光熱費の削減につながります。
※4LDK 4人家族の電気代(オール電化)月/約15,000円

木創の高気密・高断熱仕様の場合、月/約8,000円
▲7,000円削減
※またエアコンの買い替えも1台でOK!!イニシャルコスト削減。
地球温暖化が進めばさらに気温の上昇・異常気象も考えられます。
※削減金額は参考までにしてください。各ご家庭で変わります。

・家全体の室温が統一される
全熱交換換気システムが家全体に空気を循環してくれるのでどの部屋でも快適に生活して頂けます。

②私たちの暮らしを守ってくれる安心・安全とは!?
同じ耐震等級でも違う!? 許容応力度計算による耐震等級3
建物の耐震性能(構造性能)は地震大国日本にとって不可欠な性能だと考えています。昨今これまでの天災では予想できなったことが各地で起こっており、『今まで大丈夫だったから、大丈夫だよ』という考えは通用しないように思えます。家族の生活・命に係わる重要な部分になりますので『耐震等級3』=『安心』ではなく、算出方法で家の強さが変わることを知ってください。
・許容応力度計算(木創は全棟で実施)とは!?
筋違などの耐力壁の他に柱の位置や梁の大きさ、荷重のかかり方、建物のゆがみ、バランス、上下階の直下率などを考慮して計算します。
その為、立面図と平面図の他に矩計図・構造図(柱・梁の骨組み)・基礎伏せ図・仕様書(屋根材・外壁材等)・地盤調査報告書が必要になり、知識・経験と時間もかかりますが、信頼できる計算となります。壁量計算は構造計算では無く簡易計算である事を知ってください。
※許容応力度の詳しい情報はブログで掲載しています。下記URLよりご覧ください。
https://mokusou-t.com/blog/496

・安心できる暮らし(ヒートショックを防ぐ)
冬になると耳にすることが増える「ヒートショック」。厚生労働省の研究班の調査では年間19,000人以上の方が入浴中に亡くなっています。この人数は、交通事故で亡くなる人の5倍以上。「ヒートショック 」の発生は寒い時期、入浴中に多く見られる傾向があります。
暖かいリビングから寒い浴室への移動、寒い脱衣所・浴室から熱い湯船につかるなどの行動により血圧が大きく上下に変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすくなるのです。また、リビングや脱衣室が寒い時ほど、熱いお湯に長くつかる傾向があり、そのリスクが高くなるとも言われています。
・ヒートショックを防ぐには家の中の温度差をなくすことが重要です。
木創の高性能住宅では家全体がだいたい一定に保たれるので、急激な温度変化による身体への負担を軽減してくれます!!
※ヒートショックの詳しい情報は下記URLよりご覧ください。

寒くなるこれから・・気を付けて【ヒートショックについて】

③ 健康な暮らしとは!?
・自然素材選び
住宅にどのような素材を選ぶかで暮らしが大きく変わります。木や土、和紙といった「呼吸する」自然の素材は、室内に自然な心地よさをもたらします。木材については、木を知り尽くした私が使用箇所に合わせて最適な樹種を選定。壁材などはさまざまなサンプルを試し、本当によいと判断したものだけを使っています。またインテリアについても、素材そのものの質感や色味をいかし、飽きの来ない雰囲気に仕上げています。

・結露・カビを防ぐことで『空気がキレイ』全熱交換換気システムを導入
木創の高性能住宅は、各部屋の温度が一定であり、高気密・高断熱仕様なので結露・カビの発生を抑えることが出来ます。さらに標準で全熱交換換気システムを採用しているのでPM2.5や花粉症・粉塵も除去してくれるので常にキレイな空気の中で暮らして頂けます。
窓を開けて換気をすれば良いかもしれませんが、家を建てる立地が田舎だといいですが、街中になると車の排気ガスや粉塵など・・外気がキレイという概念は今の時代では難しいので木創ではこの換気システムを導入しています。
・全熱交換換気システムとは!?
給気と換気を機械で制御し、計画的な換気を可能に。熱交換とは、冷暖房で快適な温度に保たれた室温を回収しながら空気を入れ替える事。外気に影響されないよう80%~90%熱交換されています。高性能フィルターがPM2.5、花粉症なども除去してくれ人と環境にやさしいエコロジーシステムです。
※全熱交換換気システムの詳しい情報は下記URLよりご覧ください。
https://mokusou-t.com/blog/500

・家の健康(寿命)も考えよう!
日本の家の寿命は海外から比べるととても短く30年~40年と言われています。今から何年建てた家で生活するか考えてみると、これから50年~60年もっと・・住むことになるでしょう。一般的住宅だと30年後には建て替えかリフォームが必要になってきます。しかし年齢が70歳くらいの時に建替え・リフォームする力ありますでしょうでしょうか?正直、難しいと思います。今の時代だからこそ高耐久な家が必要になってくると思います。
木創は二世代暮らせる高耐久な家をご提案しています。
高耐久な家の条件とは!?
・日当たり、風通しの良い間取り(パッシブデザイン)
・結露、カビの発生が少ない(空気環境)
・調湿性能がある(素材)
・災害に強い(高耐震性能)
・メンテナンス対応能力(グリッドポスト・大工の腕)

私たち木創は『高性能住宅が良い』ではなく、この時代・これから先を考えたときどんな家が家族を守り・快適に暮らして頂けるかと考えたとき『高性能住宅が必要だ』と考え作り上げました。
これから起こりうること
・地球温暖化による気温上昇
・高齢化、高寿命
・異常気象、大気汚染
・南海トラフ地震などの地震
・今までにない事

これらから家族を守らないといけないのが家であると思うので、これからも技術・知識を磨きより良い家を皆様にご提案できるよう努力します。少しでも参考になっていますと嬉しいです。ご拝読ありがとうございます。

木創の現代の和風住宅の施工実例はこちら⇓下記URLよりご覧ください。
https://mokusou-t.com/works

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