木創

Blog日々のこと

2023.01.27

冬の天敵!! 結露しにくい家とは!?【パート②】

前回のブログで結露する家とは、どのような家なのか?結露が私たちにどのような影響を与えるか書きましたので、今回はその結露を防ぐためにはどうしたら良いのか!について書かせて頂きます。※新築住宅の場合で記載します。サッシなどはペアガラス樹脂サッシなどを使用し高気密・高断熱住宅と言われている仕様。

結露を防ぐには、下記を防がなくてはいけません。
1. 湿度が高い
2. 通気性が悪く、換気性能が悪い
3. 住宅で使われている素材の変化

ではどうやって防げばよいのか!?
①湿度を抑えることが出来る住空間を作る!
湿度を調整してくれる素材選び
高気密・高断熱の性能はもちろんですが、室内の素材にも目を向けても良いでしょう。
床は無垢材、壁は漆喰などの塗り壁や和紙クロスなど湿度を調整してくれる素材を使う事もポイントです。また、木創の家はエアコン1台で全居室を快適な室温にしてくれるのでファンヒーターなどの補助暖房器具も必要ないので湿度があがりにくく結露しにくい空間となります。
どのような仕様なのかは下記ページをご覧ください。

性能について


②冬換気しても室温が下がりにくい換気を使う!
全熱交換式換気システムを採用する
第一種熱交換型セントラル換気システムを採用。第一種とは、給気と排気を機械で制御し、計画的な換気を可能にします。熱交換とは、冷暖房で快適な温度に保たれた室温を回収しながら空気を入れ替えます。外気に影響されないように80%~90%熱交換されています。冬でも快適な空間の中で換気が可能になります。高性能の住宅にふさわしい換気です。また、PM2.5や花粉・粉塵も除去してくれ人にも環境にも優しいエコロジーシステムです。
③結露が一番おこりやすいサッシに力を入れる!
トリプルガラス高性能樹脂サッシ
トリプルガラス高性能樹脂サッシを使用することにより窓からの熱損失を抑え、高い気密性で隙間をつくらず、夏涼しく・冬暖かく・結露の少ない空間をつくります。大開口サッシも安心して使って頂けるので間取り・外観の幅も広がります。

家づくり 構造 耐震等級

上記がすべでありませんが、効果はあります。結露を防ぐという事は、より快適に過ごせるという事です。冬だけでなく夏の暮らしにも効果が表れます。1年中快適に過ごせるということです。このように生活が出来る家もあるという事を知って頂き、参考にして頂けると再幸いです。今後もお役に立つ情報をお伝えしていきます。

2023.01.26

冬の天敵!! 結露しにくい家とは!?【パート①】

「新築住宅では結露しない」と思われている方も多いですが、実は結露しない家は存在せず「新築住宅でも結露します」が正解です。
では、結露しにくい家を作るにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は新築でも結露してしまうの?といった疑問や、結露を減らす対策についてご案内します。少しでも家づくりの参考になりますと幸いです。

そもそも結露すると何がいけないのか??
結露の問題点はカビの発生!!
せっかく新築住宅を建てても結露が多いと、カビが少なからず発生します。
通気性があまり良くない押入れやクローゼットなどは特にカビが生えやすいので、扉を開けてこまめに換気をすることが大切。
カビは人間の体にも影響を与えます!カビが発生するとカビの胞子が家の中を飛び、人体に入りアレルギーを引き起こすなど深刻な問題に発展する場合がありますので見過ごすことはできません。

結露が発生する条件とは!?
結露は、外の温度と室内の温度との差が大きいほど発生しやすくなります。
例えば、屋外気温は3℃、室内は暖房器具で暖められて室温23℃だった場合、温度差が大きいため結露が発生します。温度差が結露の原因ですので、新築でも古い住宅でも結露が発生するというわけです。その他にも、大きく分けて3つの原因があります。
1. 湿度が高い
室内の湿度が高いと結露しやすくなります。
室内干しをされる方や加湿器をつけているご家庭は湿度が高くなりやすいので、こまめな換気も忘れずに行いましょう。また、暖房でファンヒーターを使う場合も湿度が高くなり結露が起こりやすくなります。どのような暖房を使うかで大きく変わってきます。

2. 通気性が悪く、換気性能が悪い
近年の新築住宅は高気密高断熱仕様になっているので、気密性が高く悪く言うと通気性が悪いという事になります。そのため、今の住宅は24時間換気が設置されています。しかし、冬は冷たい外気が入ってくるので24時間換気の給気口を閉じ、電源をオフにする方も多く、通気性がさらに悪くなり換気性能が落ちます。換気が重要だと分かっていますが、なかなか窓を開けて換気できないですよね。寒い冬にどうやって換気するかがポイントになります!

3. 住宅で使われている素材の変化
昔の家は、柱が剥き出しで床は無垢材、壁は塗り壁と調湿する力を持った素材を使っていました。しかし、今の住宅では壁はビニールクロス、床は合板フローリングなど調湿作用のない素材を多く使っています。家自体の性能は上がっていますが、素材の部分では結露がおこりやすい仕様になっています。

家づくり 構造 耐震等級

このような理由があり新築であり、高気密・高断熱住宅であっても『結露はおこらない!
』とは言えないのです。家の性能も高気密・高断熱というだけでは快適な暮らしが出来るか分かりません。結露は人間の体にも影響を及ぼすので注意が必要となります。
次回のブログでは、では結露を防ぐためにはどうしたらよいのか!?をお伝えします!
最後まで、ご拝読ありがとうございます。

2022.12.28

この寒い冬に家の中で気を付けなければいけない事【今のお家で活用できる情報】

寒いですね。今年はすでに大雪の地域があるなど寒い日が続いています。家の中ではエアコン・ファンヒーターなど暖を取られていると思います。
それでも寒い冬に注意して欲しいことがあります。こんなこともあるのだ!と参考にして頂けますと幸いです。

〇ヒートショック
冬場になると耳にするのが「ヒートショック」。急激な温度の変化によって引き起こされ、血圧が急激に変化する、脈拍が早くなり、突然死や心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす要因です。特に冬場のお風呂・脱衣所・トイレで発生し、高齢の方や持病を抱えている方は注意が必要です。またこのシーズンは忘年会などでお酒を飲まれるケースも多いので事故が増えています。

対処法としては
家の中の温度差をできるだけ少なくすることです。最近の家では、浴室に浴室換気暖房乾燥機があることも珍しくなくなってきましたが、築年数が経っている家だと暖房設備のない家もあります。ヒートショックの発生件数が多いお風呂場・浴室で身近なもので手軽にできる対策は以下の方法です。

・脱衣所に暖房器具を設置して、温度を上げておく
・浴槽のフタをはずすか、暖かいシャワーをお風呂場内にまくなどして、お風呂場の室温も上げておく
・浴槽に入る前に、手足を暖かいシャワーを浴びるなど体の体温を上げる
※いきなり浴槽に入っての体温上昇を抑えるため
・飲酒後の入浴は控える

ここでポイントは、トイレです!お風呂・洗面室は上記の対策がとれそうですが、トイレはなかなか難しい。聞いたことがあるのは、トイレは排便の際に力を入れるので心臓に負担がかかりやすい・・・どんな対策をとれば良いのか?
今は、トイレ用のコンパクトな暖房器具が売られています【人感センサー式 2秒速暖】などなど、これですとつけっぱなしでは無いので家事の心配やなかなか暖まらないなどの心配もなさそうです。

〇結露
外気温が下がる冬は一年で最も結露が発生しやすい時期です。結露で怖いのはカビです。結露から発生するカビは人の健康にも影響を与えます。例えば、カビは呼吸器疾患を引き起こす原因として認識されています。子どもの場合は、気管支喘息、高齢者なら肺炎が代表的な例です。結露は健康に被害を与える可能性があるので注意です。

結露の対処法
結露は外気温の低さや換気が足りないことが原因で発生します。

室内の最適な環境の目安は「温度20℃、湿度50%程度」
「温度20℃、湿度50%程度」の環境であれば、カビやダニが発生しにくくなります。結露をできるだけ抑えるためにできること

・こまめに窓を開けて換気を!
・乾燥を防ぐための加湿器の使用は、できるだけ控える
・ホコリや汚れなど、カビの栄養源となるものを除去するために、こまめなお掃除にも効果が
・結露を見つけたら早めに拭き取る
などあります。寒い冬に換気、結露を拭くなど大変ですが、効果はあるかと思います。
結露は窓部分にするので窓を断熱窓にする【窓を追加する】などのリフォームを行う事も費用はかかりますが効果的です。※補助金も使えるケースがあります。

上記のように夏も暑くて大変ですが、冬も同じかそれ以上に大変です。上記の対策は、今住まれている家に対してです。しかし、今から新しい家・大規模リフォームを検討されている方は別の対策を検討して頂くことが出来ます。次回は、新築や大規模リフォーム時にどのような対策をすればヒートショックや結露などを予防することが出来るかをご紹介します。※最新の家だから大丈夫!という事はありません。
最後まで、ご拝読ありがとうございます。

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