木創

Blog日々のこと

2022.11.01

【高気密・高断熱】を実現する素材《アルセコ外断熱システム》

「住みやすさ・快適性」にこだわるために、必要なのは「断熱」と「気密性」です。

室内環境において「住みやすさ・快適性」とは、暖かさ・涼しさといった「心地良い室温を保つこと」だと考えています。暮らしの中でよく耳にする不満は、夏の暑い日に帰宅すると家中が熱気に包まれていたり、夜になれば部屋が蒸し暑く寝つきが悪かったり、冬になると暖房が効きづらい部屋があったり、窓や壁に結露が発生するなど。

これらはいずれも住宅の断熱性が影響しています。断熱性能が悪いとそれだけエアコンやファンヒーター等の空調で調節することになり、光熱費への負担にもつながります。

「断熱」の仕組みは「魔法瓶」に似ています。魔法瓶の水筒は外が暑くても寒くても、中の飲み物は適温のままです。

魔法瓶のように、容器(建物)の力で外が暑くても寒くても、外気の影響を受けにくく中身(室内)が快適な温度を保つ。それが、建物全体をスッポリと覆う「断熱・気密」という仕組みで。
今回は、木創が上記を実現するために採用している【アルセコ外断熱システム】をご紹介します。

〇アルセコ外断熱システムとは?

アルセコ外断熱システムとは、環境先進国ドイツでトップ3ものシェアを持つ「アルセコ社」。材料から仕組みまで一つ一つこだわり、ドイツをはじめ世界中で使用されている外断熱システムです。

どんな特徴があるのか?
1.耐火性 -fire break-
国土交通省防火認定PC030 BE-0914/0915取得

アルセコに採用されている「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)は、100%不燃の断熱材です。

2.透湿性 -permable-
すべての部材が、湿気を外へ外へと導く。アルセコを構成するすべての材料が、透湿性を持っています。特筆すべきは断熱材「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)の「繊維方向」です。繊維方向を壁面に対して垂直にしてあるため、水蒸気が外部に逃げやすい構造になっています。

さらに、材料の透湿性能は、外側の材料にいくほど高くなっているため、常に「内側から外側に水蒸気が逃げよう」としています。アルセコに外壁通気層がないのは、自信の現われです。

3.水密性 -Water tightness-
建材試験センターで証明済み:開口部の水密性

《W4等級(樹脂サッシの水密性と同レベル)》

2012年に、一般財団法人・建材試験センターにおいて行われた水密性試験で、高い水密性が、証明されました。同実験においては、サッシを組み込んだ壁が平均圧力350Paまで、漏水は認められませんでした。

4.耐衝撃性 -impact resistant-
スポンジ効果

ガラス繊維メッシュが入ったベースコートは、外部からの耐衝撃性があります。地震の際の、構造躯体の揺れは、柔らかさを持ったミネラルウール・ラメラ(別名ロックウール)の「スポンジ効果」で、仕上げ面までその動きを伝えません。

5.セルフクリーニング -self cleaning-
雨のたびにきれいになる

プロテクトカラーに使われている塗料は、雨が降ると汚れを落とす効果があります。また、その染料は非常に硬く、温度変化による伸縮もほとんどないため、非常に汚れのつきにくいものになっています。高圧洗浄も可能です。

木創では、日本の商品だけでなくより良い商品は積極的に取り入れ、お客様により良い環境で安心して暮らして頂ける家を提案できるよう日々努力しています。
こんな商品もあるんだ!と参考にして頂けますと幸いです。
気になられる方は、いま現場見学会を行っておりますのでぜひ見学してご体感ください。
詳しくはコチラ

https://mokusou-t.com/event/784

 

2022.10.03

岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久な家が必要と思う理由【パート②】

こんにちは。木創です。いつも拝読ありがとうございます。今回は、岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久【高性能住宅】が必要と思う理由の2回目を記載させて頂きます。※あくまで当社の考える内容です。

この記事を書こうと思った理由を2回目から読まれる方のためにもう一度ご説明します。それは、お客様から『気候の良い岡山でも高気密・高断熱・高耐久な仕様でなければ快適に安心して暮らせないのですか?』という質問を頂いたからです。

3.開放的で明るい空間づくりに高気密・高断熱が必要!?
たくさんの間取りを設計してきましたが、お客様の多くは明るくて開放的な空間でくつろぎたいというご意見が多いです。しかし、開放的・明るくすればするほど高気密・高断熱・高耐久な性能が必要になってきます。それはなぜか!?

まずは、開放的で明るい空間とは!?
・吹き抜けなど1階と2階を繋ぐ空間づくり
吹き抜けを設けることで天井高が高くなり解放的な空間づくりが出来ます。また、吹き抜け上部(2階部分)からの日光も取り入れることが出来るので明るい空間づくりが可能となります。また、空間が繋がっているため家族の気配を感じることが出来るので家族と繋がった空間づくりも可能です。
・大きな窓を設けること
窓を大きく設けることで、日光の明るさを最大限生かすことが出来ます。また、庭との繋がりも大きな窓を設けることで視覚的な解放感も得ることが出来ます。
・間仕切り(壁)を少なくして圧迫感をとること
家の中の間仕切り(壁)を減らすことで広い部屋(空間)を作ることが出来るので開放的な間取りを制作することが出来ます。

上記のポイントが開放的で明るい空間づくりに必要なことですが、これは『開放的で明るく』を考えただけで快適に暮らせるかは考えていません。実はこのポイントだけを実行すると開放的な空間で生活することは出来ますが、快適には暮らせません。

なぜそれだと快適に暮らせないの!?
・吹き抜けは冷暖房効率が悪い!?
吹き抜けを設けると特に冬場は暖房効率が落ちます。暖かい空気は上昇しますので2階は暖かいですが1階は寒いのです。
・窓が大きいと熱が出入りしやすい!?
窓が大きいと外気との接地面も大きくなるので夏は暑い熱が冬は寒気が伝わりやすい為、冷暖房効率が悪くなります。
・壁を減らすと耐震強度が弱くなる!?
壁の量を減らすという事は、柱や室内の耐力壁も少なるという事です。そのため壁を減らしすぎると耐震強度が弱くなる可能性があります。

上記の通り、開放的で明るい空間づくりを行うためには解決しなければならない課題があります。それは『冬暖かく・夏涼しく暮らせる快適性』と『家の強さ・耐震性能』が必要となってきます。これが揃えば開放的で快適な空間で暮らして頂くことが出来ます。

〇では、何が必要なのか!?
これを叶えるためには設計や素材だけでなく家自身の性能が必要になります。
高気密・高断熱・高耐久【高性能住】であればこの悩みを解決してくれて開放的・快適に生活して頂けます。もし今、間取りを制作中の方で吹き抜けや開放的な空間づくりをご検討されていましたら間取りだけでなく『快適に暮らせるか!?』という性能の部分も合わせてご検討されると良い家づくりが行えると思います。私たちも色々研究してそのようなご要望に対応できる性能・仕様を準備しています。参考にぜひ見て頂けると嬉しいです。
木創の性能を詳しく知りたい方はこちらから⇓
https://mokusou-t.com/spec

4.家の健康寿命をご存じですか!?
日本の家の寿命は海外から比べるととても短く30年~40年と言われています。今から何年建てた家で生活するか考えてみると、これから50年~60年もっと・・住むことになるでしょう。一般的住宅だと30年後には建て替えかリフォームするか住宅ローンの支払い中に部分リフォームを行うケースが多いと思います。例えば、住宅ローンが終わった年齢が60~65歳くらいの時に建替え・大規模リフォームをする力があるでしょうか?お子様が同居する場合は、費用面でも協力し現実的だと思いますがそれが無ければ、なかなか難しいと思います。おそらく部分的なリフォームまたは、まぁいいかな!になってしまうケースが多いかと思います。私たちの時代は年金だけでは生活できないと言われています。その中で大きなお金を住宅にかけられる方は多くは無いと思います。だからこそ今の時代、高耐久な家が必要になってくると思います。

だからこそ、木創は二世代暮らせる高耐久な家をご提案しています。
木創が考える高耐久な家の条件とは!?
・日当たり、風通しの良い間取り(パッシブデザイン)
・結露、カビの発生が少ない(空気環境)
・調湿性能がある(素材)
・家族と家を守る性能(高気密・高断熱)
・許容応力度計算による耐震等級3(ウォールスタットの活用)
・災害に強い(高耐震性能)
・メンテナンス対応能力(グリッドポスト・大工の腕)
上記を実施・施工することで安心して長く住める家をご提案しています。

このように家はデザインもとても重要ですが、先の事も考える必要があります。一生に一度の家だからこそゆっくり家族でお話をしながら家づくりを進めて頂けると嬉しいです。この情報はその役に立ちますと幸いです。最後までご拝読ありがとうございます。

2022.09.30

岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久な家が必要と思う理由【パート①】

こんにちは。木創です。いつも記事を拝読して頂きありがとうございます。今年の夏も暑い日が続きましたね。もうすぐ寒い冬が到来です。秋はどこへ行ってしまったのでしょうか(笑)?
今回は、岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久な住宅がなぜ必要かと思う理由を2回に分けて記載させて頂きます。※あくまで当社の考える想いと内容です。

この記事を書こうと思ったのは、お客様から『気候の良い岡山でも高気密・高断熱・高耐久な住宅でなければ快適に安心して暮らせないのですか?』という質問を頂いたからです。
確かに岡山・倉敷エリアは比較的温暖で気候の良い地域だと思います。北海道や東北などと比べると随分環境もよく、そこまで高気密・高断熱・高耐久にこだわらなくても良いような感じがします。しかし、気候が良いからこそ危険な事!お財布も危険!な事がありますのでお気を付けください。その危険をご紹介します。

気候が良いからこそ危険!
1.これから寒い冬が来る→ヒートショックの危険! 実は岡山は!?
冬になると耳にすることが増える「ヒートショック」。厚生労働省の研究班の調査では年間19,000人以上の方が入浴中に亡くなっています。この人数は、交通事故で亡くなる人の5倍以上。「ヒートショック 」の発生は寒い時期、入浴中に多く見られる傾向があります。
暖かいリビングから寒い浴室への移動、寒い脱衣所・浴室から熱い湯船につかるなどの行動により血圧が大きく上下に変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすくなるのです。また、リビングや脱衣室が寒い時ほど、熱いお湯に長くつかる傾向があり、そのリスクが高くなるとも言われています。

ここで言われるのが『岡山は東北や北海道より暖かいから大丈夫』という言葉です。
実は岡山は、全国でヒートショックの危険度が上位なのです。※過去のデータの為、参考で現在とは相違あります。

過去のデータなのでこのままではありませんが、ただ分かる事は寒い地域より暖かい気候と思われているエリアが上位を占めています。これは岡山など気候の暖かいと言われる地域は対策不足によりヒートショックが起こっているのではないかと考えます。家は家族がくつろぐ場所でもあり、家族を守る場所でもあります。安心して暮らせる環境作りの一つとして参考にしてください。

お財布が危険!
2.今年の光熱費 例年より高くなかったですか?
今年暑かったとはいえ、去年も同じくらい暑かったかと思います。でも今年の電気料金の方が高くなかったですか?
その理由は、燃料調整費が昨年の夏からビックリするくらい(数倍以上)高騰しているからです。燃料調整費とは、電気を創る燃料の費用のことで皆さんに平等にかかってきます。この金額が昨年の夏より高騰しこの10月も上がり続けています。これが今年の電気料金のほうが高い理由の一つだと思います。※WEBで調べると具体的な数字が出てきます。
自給率の低い日本で今後、大きく電気料金が下がる可能性より上がる可能性の方が高いと思われませんか?※高くなるのが確実という訳ではありません。
私たちの給料は光熱費の高騰に合わせて上がることはなかなかないと思いますので、必然的に各ご家庭の負担が大きくなることです。そういった点からも、快適に暮らしながら光熱費を抑える『高気密・高断熱住宅』が必要なのだと思います。

例:エアコン1台で冷暖房が補えるので光熱費の削減につながります。
※4LDK 4人家族の電気代(オール電化)月/約15,000円 同条件で比べた場合

木創の高気密・高断熱仕様の場合、月/約8,000円
▲7,000円削減
※またエアコンの買い替えも1台でOK!!
地球温暖化が進めばさらに気温の上昇・異常気象も考えられます

上記のように安心して暮らし・ランニングコストを抑えるなど『高気密・高断熱住宅』は私たちの生活を目に見えないところで助けてくれます。この家が良いのではなく、上記のようなことが起こっていることを踏まえて家づくりをご検討して頂ければ嬉しく参考になっていますと幸いです。最後までご拝読ありがとうございます。

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