木創

Blog日々のこと

家づくり 構造 耐震等級

2023.04.26

同じ耐震等級でも違う!? 許容応力度計算による耐震等級3とは!?

家とはデザインや快適性も勿論ですが、「家族の安全・命を守る」という大きな役割を持っています。現在、いろんな会社が地震に強い家として耐震等級3の性能を提示されています。しかし、この基準とは別にさらに性能を求める計算法があることをご存じですか?

〇同じ耐震等級でも違う!? 許容応力度計算による耐震等級3
建物の耐震性能(構造性能)は地震大国日本にとって不可欠な性能だと考えています。昨今これまでの天災では予想できなったことが各地で起こっており、『今まで大丈夫だったから、大丈夫だよ』という考えは通用しないように思えます。家族の生活・命に係わる重要な部分になりますので『耐震等級3』=『安心』ではなく、算出方法で家の強さが変わることを知ってください。

〇許容応力度計算(木創は全棟で実施)とは!?
筋違などの耐力壁の他に柱の位置や梁の大きさ、荷重のかかり方、建物のゆがみ、バランス、上下階の直下率などを考慮して計算します。
その為、立面図と平面図の他に矩計図・構造図(柱・梁の骨組み)・基礎伏せ図・仕様書(屋根材・外壁材等)・地盤調査報告書が必要になり、知識・経験と時間もかかりますが、信頼できる計算となります。壁量計算は構造計算では無く簡易計算である事を知ってください。
木創は1邸1邸 許容応力度計算を行っています!

家の構造 許容応力度 耐震

〇家の強さを確認しよう!(ウォールスタット)耐震シミュレーション【ウォールスタットとは!?】
日本は地震大国であり大地震による既存木造住宅の甚大な被害により、木造住宅の耐震性能が改めて注目されています。 今までは、地震の際に木造の住宅が「どの程度の揺れま で耐えられるのか」、「どこが最初に破壊するのか」、「どのような過程を経て倒壊に至るのか」等を確認するためには実大の振動台実験をおこなっていました。しかし、振動台実験は膨大な費用と労力が必要でした。
そこで数値解析によってパソコン上で、木造住宅の破壊、崩壊する過程をシミュレートすることが出来るソフトを使って耐震シミュレーションを行います。それが【ウォールスタット】です。
※シミュレーションを見て頂けますのでお気軽にお問い合わせください。

このようにいろんな家づくりの工法・強さの指針があります。木創の家が一番良いなどではなく、このような算出方法やシミュレーションがあることを知って頂き、安心・安全で快適な家を検討して頂けると嬉しいです。ご拝読ありがとうございます。

2023.03.02

植栽で住まいを彩るには?植物の種類やポイント!

快適な住まいづくりにあたっては、建物の外観や間取りの他に、配置する植栽にもこだわりたいものです。では、一体どのような植物をどのように配置すればいいのでしょうか?
実は『木創』は、20年の歴史をもつエクステリア専門施工会社『ル・アーンジュ』の建築専門として独立した部門なのです。庭と家を一体と考えて家づくりを行っている木創として少しでもお役にたてる情報をお伝えします。

植栽を検討するときのポイントは?
樹木や草花には、特徴や役割があり、植栽を検討する際には、それらを意識しながらバランス良く組み合わせることが大事です。高さの異なる複数の樹木を組み合わせることで、表情も豊かになりますので自然な景色になります。また、さまざまな種類の樹木や草花を植えると、色や香り、実など、いろいろな楽しみがあります。

常緑樹か、落葉樹か!?
樹木は大きく常緑樹と落葉樹に分けることができます。
・常緑樹 1年中緑の葉を付けている樹木のこと
・落葉樹 秋になると葉を落とし、春に新しい葉を付ける樹木のこと
この特徴によって、どこでどのように使われるかが変わってきます。

植栽の構成について
植栽を構成する樹木や草花には、次のような役割があります。

シンボルツリー
新しい住まいのシンボルとなる樹木です。植栽計画の中心となり、建物の外観を美しく演出します。

サブツリー
シンボルツリーの補助的な調和をとる樹木です。シンボルツリーが映えるような高さや樹種を選びます。シンボルツリーが落葉樹なら常緑樹、シンボルツリーが常緑樹なら落葉樹を選び、年間を通して緑が残るようバランスを取ることが出来ます。

サイドツリー
敷地の側面に植える樹木です。建物の裏側にある設備や物置など、隠しておきたいものを隠す役割があります。冬でも緑のある常緑樹が適しています。

ブラインドツリー
窓の近くなどに植え、視線や目線をさえぎる樹木です。道路や近隣の家から、さりげなく視線をさえぎることができプライバシーを守ることが出来ます。目隠し効果のある常緑樹が適しています。

低木(ていぼく)
目線以下の高さの低い樹木です。花や実、紅葉などを楽しむために植え、植栽を含む住まい全体を美しくやわらかで優しい印象にしてくれます。

灌木(かんぼく)・下草(したくさ)類
地面を覆うような丈の低い植物です。建物の基礎を隠したり、住まいの外観に安定した印象を与えたりする役割。駐車場などコンクリート部分などに使うと明るくなります。

植栽を選ぶ際のポイント!

家の外観と環境との調和
建物の印象を明るくしたい場合は、明るい色の葉の植栽を選ぶなど、建物の外観の色や雰囲気と調和を図るのがポイントです。また、和モダン、北欧風、西海岸風、南仏プロバンス風などに関連するテイストの外観には、そのテイストの樹木や、それに近い種類の樹木を選ぶと外観との調和がとりやすくなります。

日差しとの関係
日差しを調整するには、落葉樹の背の高い高木が適します。夏は葉っぱが強い日差しをさえぎりますし、冬は葉が落ちて日差しを取り込むことができます。

庭の植栽のポイント
リビングから庭を眺めるとき、道路が丸見えだと殺風景に感じてしまいます。そこで、庭の道路寄りに樹木を植えることで、外からの視線を遮れるとともに緑が視界に入り、部屋の中で落ち着いて過ごせます。植えるのは、2mくらいの常緑樹でオリーブなどがおすすめ。

玄関アプローチに植える植栽のポイント
玄関へのアプローチに樹木を植える場所を作るのもポイントです。玄関脇の壁に窓を設けない場合は建物の余白になるので、そこにシンボルツリーを植えます。さらにその反対側にサブツリーを植えると、緑豊かなアプローチになります。

目隠し・プライバシーを守る植栽配置のポイント
道路やご近所からの視線をさえぎったりプライバシーを守ったりするには、人の目線よりやや高い中木で、冬でも緑のある常緑樹が適しています。窓の位置、近隣環境に合わせて植えるのがポイントです。

などなど庭といってもたくさんの植栽の中から配置、建物との調和を考え計画する必要があります。外構と建物を一緒に考えご提案できるのが木創です。次回は、人気の植栽・特徴などをご紹介します。少しでもお役に立っていますと幸いです。

2023.03.01

家の建て替えと住み替えのメリット・デメリットとは!?

家づくりには、土地を購入して家を建てる住み替えと同じ土地に建物を建て替えするパターンがあります。今回は、建て替えを行った場合と住み替え(土地購入して建築)にどのようなメリット・デメリットがあるかご案内します。

リフォーム・リノベーション相談会

まずは家を建て替える場合のメリット・デメリットを紹介します。
家の建て替えとは?
家の建て替えとは、これまで住んでいた家を解体して、新しい家を建てる事を言います。そのため、工事開始前から工事中は、アパートなど仮住居に暮らす必要があるのが最大の特徴です。また、住み替えと違い土地を買う必要が無いので土地費用がかからないのも大きなポイントです。

家を建て替える場合のメリット

土地探しや土地購入費用がかからない
家を建て替える場合、メリットして考えられるのは、「土地探しや土地購入費用がかからない」点です。これまで住んでいた家を解体して建て替えるわけですから、住み替えのように土地探しや土地購入費用が必要ないのは大きなメリットなのです。

慣れ親しんだ土地に住み続けられる
建て替えの場合、新しい家が建ったあとでも、住む土地はこれまでと同じです。そのため、慣れ親しんだ土地で暮らし続けることができるので、新しいご近所付き合いや買い物、通学・通勤などの日常生活も変わらず続けることができます。

今までの間取りなどの不満を解消できる
家を新しく建て替える建て替えでは、これまで不満に思ってきた間取りなども、新しい家の間取りを考える際に解消することができます。

家を建て替える場合のデメリット

建替え中はアパートなどへの仮住まいが必要
建て替え中は生活する家がなくなってしまうので、仮住まいとしてアパートやマンションに引っ越す必要があります。

引っ越しが2回必要
建て替えの場合、「仮住まいへの引っ越し」で1回と「仮住まいから新居への引っ越し」で合計2回の引っ越しが必要になります。2回の引っ越しは手間と費用もかかるので、建て替えのデメリットと言えます。

法改正で建てたい家が建てられない・建てられない場合も
建築基準法や都市計画法などの変更によって、今までと同じ家が建てられないケースや再建築できない場合もありますので事前に調査が必要になります。

解体工事や滅失登記に費用がかかる
建て替えの場合、解体工事や滅失登記に費用がかかります。

住み替えで建築(土地から購入)する場合のメリット・デメリット

住み替えで建築(土地から購入)とは?
住み替えとは、別の場所に土地を購入して、そこに新たに家を建てて引っ越すことです。今住んでいる土地・建物は、売却して新築用の資金に充てるケースが多いです。

住み替えで建築(土地から購入)する場合のメリット

アパートなどに仮住まいをする必要がない
家の住み替えであれば、建て替えの時のように引越し仮住まいを用意する必要がありません。

引っ越しは1回
住み替えでの建築の場合、古い家に住んで新築ができたら引っ越せば良いので、引っ越しが1回で済みます。

新築の費用に今住んでいる家・土地の売却費用を充てられる
住み替えでは、今住んでいる家・土地の売却費用を、新しい家の費用に充てることができるのもメリットです。

これからの生活スタイルにあった生活環境を選べる
住み替えは新しく住む場所を選ぶことができます。そのため、子どもの成長や今後のライフスタイルの変化に合わせて、土地を選びが出来ます。

住み替えで建築(土地から購入)する場合のデメリット

住宅ローンが残っている場合、一括返済する必要がある
家を住み替え(土地から購入)する場合、住宅ローンが残っている場合は一括返済する必要があります。一般的には家の売却資金で住宅ローンを一括返済することになりますが、思ったほど高く売却できず自己資金を一部使わないといけないケースもありますので事前のしっかりした資金計画が必要となります。

土地と家を売却する手間と時間が発生する
家の住み替えの場合、古い家を売却するために手間と時間が発生します。

土地と家の売却価格が思ったより低い場合や税金・手数料がかかる
物件の条件や景気などによって、不動産価格は上下しています。そのため、思ったよりも土地と家の売却価格が低い場合も考えられます。また、仲介手数料や売却時の税金などがかかってきます。

新しい環境に馴染む必要がある
住み替えの場合、これまで住んでいた土地とは環境が変化しますので、新しいご近所付き合いや通学・通勤路や環境に慣れる必要があります。

「建て替え」と「住み替え(土地から購入)」それぞれで家を建てる場合のメリット・デメリットについてご案内してきました。既にどちらか一方で家を建てることを決めている人は良いのですが、なかには「建て替え」か「住み替え」にするかどうか迷っている方も居られるのではないでしょうか?
もし迷われていましたら木創にご相談いただくことで、お客様のお家が建て替え可能かどうか判断したり、「建て替え」と「住み替え」お互いにどのようなメリット・デメリットがあるかをお客様にご提案させて頂いたりすることが可能です。ご検討の材料の一つにはなると思いますのでお気軽にお問い合わせください。

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