木創

Blog日々のこと

2022.11.02

【高気密・高断熱】を実現する素材《内断熱セルロースファイバー》

「住みやすさ・快適性」にこだわるために、必要なのは「断熱」と「気密性」です。

室内環境において「住みやすさ・快適性」とは、暖かさ・涼しさといった「心地良い室温を保つこと」だと考えています。暮らしの中でよく耳にする不満は、夏の暑い日に帰宅すると家中が熱気に包まれていたり、夜になれば部屋が蒸し暑く寝つきが悪かったり、冬になると暖房が効きづらい部屋があったり、窓や壁に結露が発生するなど。

これらはいずれも住宅の断熱性が影響しています。断熱性能が悪いとそれだけエアコンやファンヒーター等の空調で調節することになり、光熱費への負担にもつながります。

「断熱」の仕組みは「魔法瓶」に似ています。魔法瓶の水筒は外が暑くても寒くても、中の飲み物は適温のままです。

魔法瓶のように、容器(建物)の力で外が暑くても寒くても、外気の影響を受けにくく中身(室内)が快適な温度を保つ。それが、建物全体をスッポリと覆う「断熱・気密」という仕組みで。
今回は、木創が上記を実現するために採用している断熱材【セルロースファイバー】をご紹介します。

〇セルロースファイバー
セルロースファイバーとは、天然繊維(パルプ)で出来た断熱材の一種です。1950年代にアメリカで開発されて以来、その断熱性能の高さから世界中に普及しています。(アメリカでは最も使用されている断熱材です)
新聞紙をリサイクルして作る再生品であるため、資源の枯渇の心配もなく、製造時エネルギーがほとんど必要ありません。セルロースファイバーは、住む人と地球環境にやさしいエコロジーかつ高性能な断熱材と言われています。

・セルロースファイバーの特徴
セルロースファイバーの特徴は下記があります。

1.夏は涼しく冬は暖かい家を実現する
2.環境に優しい資源である
3.湿気を吸うので快適な温度で過ごせる
4.結露やカビを予防できるので良い状態を保てる(家が結露しない)
5.シロアリやゴキブリといった害虫予防ができる
6.高い防音性能
7.高い防火性能

・どんな商品なのか!?
グラスウールやロックウール、発泡スチロール系の断熱材と比較して、セルロースファイバーのすごいところは、断熱機能だけでなく、吸放湿性能や防音、防火、防虫性能など、数多くの付加機能を持っている点です。

つまり、セルロースファイバーを断熱材に採用するだけで、断熱性能のほかにも、自然素材ならではの吸放湿性によって適度な湿度を保つことができ、室内や壁体内部の結露やカビ予防に繋がります。

さらに防火性能を高めるために配合したホウ酸の効果で、シロアリやゴキブリ等の害虫も寄せ付けません。また、セルロースファイバーは非常に高い防音性能を持っています。(アメリカでは空港周辺の住宅で防音材として使用されているほど)

さらに、難燃剤としてホウ酸を添加しているため熱に強く、ガスバーナーで直接燃やしても表面が炭化するのみで燃え広がりません。断熱材の中でも極めて高い防火性能を誇っており、準不燃材料としての認定まであるほどです。この様に、セルロースファイバーは、断熱性能だけでなく、多様な機能を兼ね備えた断熱材なのです。

木創では、良い商品は積極的に取り入れ、お客様により良い環境で安心して暮らして頂ける家を提案できるよう日々努力しています。
こんな商品もあるんだ!と参考にして頂けますと幸いです。
気になられる方は、いま現場見学会を行っておりますのでぜひ見学してご体感ください。
詳しくはコチラ

https://mokusou-t.com/event/784

 

2022.11.01

【高気密・高断熱】を実現する素材《アルセコ外断熱システム》

「住みやすさ・快適性」にこだわるために、必要なのは「断熱」と「気密性」です。

室内環境において「住みやすさ・快適性」とは、暖かさ・涼しさといった「心地良い室温を保つこと」だと考えています。暮らしの中でよく耳にする不満は、夏の暑い日に帰宅すると家中が熱気に包まれていたり、夜になれば部屋が蒸し暑く寝つきが悪かったり、冬になると暖房が効きづらい部屋があったり、窓や壁に結露が発生するなど。

これらはいずれも住宅の断熱性が影響しています。断熱性能が悪いとそれだけエアコンやファンヒーター等の空調で調節することになり、光熱費への負担にもつながります。

「断熱」の仕組みは「魔法瓶」に似ています。魔法瓶の水筒は外が暑くても寒くても、中の飲み物は適温のままです。

魔法瓶のように、容器(建物)の力で外が暑くても寒くても、外気の影響を受けにくく中身(室内)が快適な温度を保つ。それが、建物全体をスッポリと覆う「断熱・気密」という仕組みで。
今回は、木創が上記を実現するために採用している【アルセコ外断熱システム】をご紹介します。

〇アルセコ外断熱システムとは?

アルセコ外断熱システムとは、環境先進国ドイツでトップ3ものシェアを持つ「アルセコ社」。材料から仕組みまで一つ一つこだわり、ドイツをはじめ世界中で使用されている外断熱システムです。

どんな特徴があるのか?
1.耐火性 -fire break-
国土交通省防火認定PC030 BE-0914/0915取得

アルセコに採用されている「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)は、100%不燃の断熱材です。

2.透湿性 -permable-
すべての部材が、湿気を外へ外へと導く。アルセコを構成するすべての材料が、透湿性を持っています。特筆すべきは断熱材「ミネラルウール・ラメラ」(別名ロックウール)の「繊維方向」です。繊維方向を壁面に対して垂直にしてあるため、水蒸気が外部に逃げやすい構造になっています。

さらに、材料の透湿性能は、外側の材料にいくほど高くなっているため、常に「内側から外側に水蒸気が逃げよう」としています。アルセコに外壁通気層がないのは、自信の現われです。

3.水密性 -Water tightness-
建材試験センターで証明済み:開口部の水密性

《W4等級(樹脂サッシの水密性と同レベル)》

2012年に、一般財団法人・建材試験センターにおいて行われた水密性試験で、高い水密性が、証明されました。同実験においては、サッシを組み込んだ壁が平均圧力350Paまで、漏水は認められませんでした。

4.耐衝撃性 -impact resistant-
スポンジ効果

ガラス繊維メッシュが入ったベースコートは、外部からの耐衝撃性があります。地震の際の、構造躯体の揺れは、柔らかさを持ったミネラルウール・ラメラ(別名ロックウール)の「スポンジ効果」で、仕上げ面までその動きを伝えません。

5.セルフクリーニング -self cleaning-
雨のたびにきれいになる

プロテクトカラーに使われている塗料は、雨が降ると汚れを落とす効果があります。また、その染料は非常に硬く、温度変化による伸縮もほとんどないため、非常に汚れのつきにくいものになっています。高圧洗浄も可能です。

木創では、日本の商品だけでなくより良い商品は積極的に取り入れ、お客様により良い環境で安心して暮らして頂ける家を提案できるよう日々努力しています。
こんな商品もあるんだ!と参考にして頂けますと幸いです。
気になられる方は、いま現場見学会を行っておりますのでぜひ見学してご体感ください。
詳しくはコチラ

https://mokusou-t.com/event/784

 

2022.10.03

岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久な家が必要と思う理由【パート②】

こんにちは。木創です。いつも拝読ありがとうございます。今回は、岡山・倉敷で高気密・高断熱・高耐久【高性能住宅】が必要と思う理由の2回目を記載させて頂きます。※あくまで当社の考える内容です。

この記事を書こうと思った理由を2回目から読まれる方のためにもう一度ご説明します。それは、お客様から『気候の良い岡山でも高気密・高断熱・高耐久な仕様でなければ快適に安心して暮らせないのですか?』という質問を頂いたからです。

3.開放的で明るい空間づくりに高気密・高断熱が必要!?
たくさんの間取りを設計してきましたが、お客様の多くは明るくて開放的な空間でくつろぎたいというご意見が多いです。しかし、開放的・明るくすればするほど高気密・高断熱・高耐久な性能が必要になってきます。それはなぜか!?

まずは、開放的で明るい空間とは!?
・吹き抜けなど1階と2階を繋ぐ空間づくり
吹き抜けを設けることで天井高が高くなり解放的な空間づくりが出来ます。また、吹き抜け上部(2階部分)からの日光も取り入れることが出来るので明るい空間づくりが可能となります。また、空間が繋がっているため家族の気配を感じることが出来るので家族と繋がった空間づくりも可能です。
・大きな窓を設けること
窓を大きく設けることで、日光の明るさを最大限生かすことが出来ます。また、庭との繋がりも大きな窓を設けることで視覚的な解放感も得ることが出来ます。
・間仕切り(壁)を少なくして圧迫感をとること
家の中の間仕切り(壁)を減らすことで広い部屋(空間)を作ることが出来るので開放的な間取りを制作することが出来ます。

上記のポイントが開放的で明るい空間づくりに必要なことですが、これは『開放的で明るく』を考えただけで快適に暮らせるかは考えていません。実はこのポイントだけを実行すると開放的な空間で生活することは出来ますが、快適には暮らせません。

なぜそれだと快適に暮らせないの!?
・吹き抜けは冷暖房効率が悪い!?
吹き抜けを設けると特に冬場は暖房効率が落ちます。暖かい空気は上昇しますので2階は暖かいですが1階は寒いのです。
・窓が大きいと熱が出入りしやすい!?
窓が大きいと外気との接地面も大きくなるので夏は暑い熱が冬は寒気が伝わりやすい為、冷暖房効率が悪くなります。
・壁を減らすと耐震強度が弱くなる!?
壁の量を減らすという事は、柱や室内の耐力壁も少なるという事です。そのため壁を減らしすぎると耐震強度が弱くなる可能性があります。

上記の通り、開放的で明るい空間づくりを行うためには解決しなければならない課題があります。それは『冬暖かく・夏涼しく暮らせる快適性』と『家の強さ・耐震性能』が必要となってきます。これが揃えば開放的で快適な空間で暮らして頂くことが出来ます。

〇では、何が必要なのか!?
これを叶えるためには設計や素材だけでなく家自身の性能が必要になります。
高気密・高断熱・高耐久【高性能住】であればこの悩みを解決してくれて開放的・快適に生活して頂けます。もし今、間取りを制作中の方で吹き抜けや開放的な空間づくりをご検討されていましたら間取りだけでなく『快適に暮らせるか!?』という性能の部分も合わせてご検討されると良い家づくりが行えると思います。私たちも色々研究してそのようなご要望に対応できる性能・仕様を準備しています。参考にぜひ見て頂けると嬉しいです。
木創の性能を詳しく知りたい方はこちらから⇓
https://mokusou-t.com/spec

4.家の健康寿命をご存じですか!?
日本の家の寿命は海外から比べるととても短く30年~40年と言われています。今から何年建てた家で生活するか考えてみると、これから50年~60年もっと・・住むことになるでしょう。一般的住宅だと30年後には建て替えかリフォームするか住宅ローンの支払い中に部分リフォームを行うケースが多いと思います。例えば、住宅ローンが終わった年齢が60~65歳くらいの時に建替え・大規模リフォームをする力があるでしょうか?お子様が同居する場合は、費用面でも協力し現実的だと思いますがそれが無ければ、なかなか難しいと思います。おそらく部分的なリフォームまたは、まぁいいかな!になってしまうケースが多いかと思います。私たちの時代は年金だけでは生活できないと言われています。その中で大きなお金を住宅にかけられる方は多くは無いと思います。だからこそ今の時代、高耐久な家が必要になってくると思います。

だからこそ、木創は二世代暮らせる高耐久な家をご提案しています。
木創が考える高耐久な家の条件とは!?
・日当たり、風通しの良い間取り(パッシブデザイン)
・結露、カビの発生が少ない(空気環境)
・調湿性能がある(素材)
・家族と家を守る性能(高気密・高断熱)
・許容応力度計算による耐震等級3(ウォールスタットの活用)
・災害に強い(高耐震性能)
・メンテナンス対応能力(グリッドポスト・大工の腕)
上記を実施・施工することで安心して長く住める家をご提案しています。

このように家はデザインもとても重要ですが、先の事も考える必要があります。一生に一度の家だからこそゆっくり家族でお話をしながら家づくりを進めて頂けると嬉しいです。この情報はその役に立ちますと幸いです。最後までご拝読ありがとうございます。

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