木創

Blog日々のこと

2023.05.29

この暑い夏をのりきるために!【高気密・高断熱】を実現する素材《内断熱セルロースファイバー》

今年の夏も暑くなりそうです。家で暑さに負けず快適に過ごすために必要な性能が「断熱」と「気密性」です。

室内環境において「住みやすさ・快適性」とは、暖かさ・涼しさといった「心地良い室温を保つこと」だと考えています。暮らしの中でよく耳にする不満は、夏の暑い日に帰宅すると家中が熱気に包まれていたり、夜になれば部屋が蒸し暑く寝つきが悪かったり、冬になると暖房が効きづらい部屋があったり、窓や壁に結露が発生するなど。

これらはいずれも住宅の断熱性が影響しています。断熱性能が悪いとそれだけエアコンやファンヒーター等の空調で調節することになり、光熱費への負担にもつながります。

「断熱」の仕組みは「魔法瓶」に似ています。魔法瓶の水筒は外が暑くても寒くても、中の飲み物は適温のままです。

魔法瓶のように、容器(建物)の力で外が暑くても寒くても、外気の影響を受けにくく中身(室内)が快適な温度を保つ。それが、建物全体をスッポリと覆う「断熱・気密」という仕組みです。
今回は、木創が上記を実現するために採用している断熱材【セルロースファイバー】をご紹介します。

この暑い夏をのりきるために!【高気密・高断熱】を実現する素材

〇セルロースファイバー
セルロースファイバーとは、天然繊維(パルプ)で出来た断熱材の一種です。1950年代にアメリカで開発されて以来、その断熱性能の高さから世界中に普及しています。(アメリカでは最も使用されている断熱材です)
新聞紙をリサイクルして作る再生品であるため、資源の枯渇の心配もなく、製造時エネルギーがほとんど必要ありません。セルロースファイバーは、住む人と地球環境にやさしいエコロジーかつ高性能な断熱材と言われています。

・セルロースファイバーの特徴
セルロースファイバーの特徴は下記があります。

1.夏は涼しく冬は暖かい家を実現する
2.環境に優しい資源である
3.湿気を吸うので快適な温度で過ごせる
4.結露やカビを予防できるので良い状態を保てる(家が結露しない)
5.シロアリやゴキブリといった害虫予防ができる
6.高い防音性能
7.高い防火性能

・どんな商品なのか!?
グラスウールやロックウール、発泡スチロール系の断熱材と比較して、セルロースファイバーのすごいところは、断熱機能だけでなく、吸放湿性能や防音、防火、防虫性能など、数多くの付加機能を持っている点です。

つまり、セルロースファイバーを断熱材に採用するだけで、断熱性能のほかにも、自然素材ならではの吸放湿性によって適度な湿度を保つことができ、室内や壁体内部の結露やカビ予防に繋がります。

さらに防火性能を高めるために配合したホウ酸の効果で、シロアリやゴキブリ等の害虫も寄せ付けません。また、セルロースファイバーは非常に高い防音性能を持っています。(アメリカでは空港周辺の住宅で防音材として使用されているほど)

さらに、難燃剤としてホウ酸を添加しているため熱に強く、ガスバーナーで直接燃やしても表面が炭化するのみで燃え広がりません。断熱材の中でも極めて高い防火性能を誇っており、準不燃材料としての認定まであるほどです。この様に、セルロースファイバーは、断熱性能だけでなく、多様な機能を兼ね備えた断熱材なのです。

木創では、良い商品は積極的に取り入れ、お客様により良い環境で安心して暮らして頂ける家を提案できるよう日々努力しています。
こんな商品もあるのだ!と参考にして頂けますと幸いです。
気になられる方は、いま現場見学会を行っておりますのでぜひ見学してご体感ください。
詳しくはコチラ

https://mokusou-t.com/event/832

日当たりシミュレーション

2023.04.28

日当たり・風通しの確認方法ってあるのかな!?

家づくりにおいて、日当たり・風通しはとても重要で途中で変更することは出来ません。また、家づくりをして後悔したランキングでも上位にいつも上がってきます。では、なぜそのようなことが起きるのでしょう?それは、なんとなく決めており確認してないからではないでしょうか?

例えば、土地の場合だと
・南道路だから日当たりが良い
・隣の建物との距離があるから大丈夫なおなど
風通しだと
・大きな窓を設置しているから大丈夫
・窓を風の入り口と逃げ道を作っているから大丈夫などなど
の理由で「大丈夫」と判断をするなど、建築会社さんから提案されることもあると思います。

ここでは、なんとなくの「大丈夫」ではなく、実際に建築する間取り・配置・周辺環境からシミュレーションして確認する方法があることを知って頂けると嬉しいです。

〇日当たりシミュレーションの実施を行ってみましょう!
実際に建てる間取り・配置・土地・周辺環境での日当たりシミュレーションが出来ます。木創は1邸1邸、シミュレーションを行っています。下の画像はシミュレーション風景です。

日当たりシミュレーション

さらに!風向シミュレーションも出来ます!
実際に建てる間取り・配置・土地・周辺環境での風通しシミュレーションが出来ます。木創は1邸1邸、シミュレーションを行っています。下の画像はシミュレーション風景です。

このように各シミュレーションを行うことでより良い環境で生活して頂ける提案が出来ます。暮らし始めてから気づいては遅い部分ですので、このような方法もあると知って頂き快適な家づくりを行って頂けると嬉しいです。最後まで拝読ありがとうございます。

2023.03.02

植栽で住まいを彩るには?植物の種類やポイント!

快適な住まいづくりにあたっては、建物の外観や間取りの他に、配置する植栽にもこだわりたいものです。では、一体どのような植物をどのように配置すればいいのでしょうか?
実は『木創』は、20年の歴史をもつエクステリア専門施工会社『ル・アーンジュ』の建築専門として独立した部門なのです。庭と家を一体と考えて家づくりを行っている木創として少しでもお役にたてる情報をお伝えします。

植栽を検討するときのポイントは?
樹木や草花には、特徴や役割があり、植栽を検討する際には、それらを意識しながらバランス良く組み合わせることが大事です。高さの異なる複数の樹木を組み合わせることで、表情も豊かになりますので自然な景色になります。また、さまざまな種類の樹木や草花を植えると、色や香り、実など、いろいろな楽しみがあります。

常緑樹か、落葉樹か!?
樹木は大きく常緑樹と落葉樹に分けることができます。
・常緑樹 1年中緑の葉を付けている樹木のこと
・落葉樹 秋になると葉を落とし、春に新しい葉を付ける樹木のこと
この特徴によって、どこでどのように使われるかが変わってきます。

植栽の構成について
植栽を構成する樹木や草花には、次のような役割があります。

シンボルツリー
新しい住まいのシンボルとなる樹木です。植栽計画の中心となり、建物の外観を美しく演出します。

サブツリー
シンボルツリーの補助的な調和をとる樹木です。シンボルツリーが映えるような高さや樹種を選びます。シンボルツリーが落葉樹なら常緑樹、シンボルツリーが常緑樹なら落葉樹を選び、年間を通して緑が残るようバランスを取ることが出来ます。

サイドツリー
敷地の側面に植える樹木です。建物の裏側にある設備や物置など、隠しておきたいものを隠す役割があります。冬でも緑のある常緑樹が適しています。

ブラインドツリー
窓の近くなどに植え、視線や目線をさえぎる樹木です。道路や近隣の家から、さりげなく視線をさえぎることができプライバシーを守ることが出来ます。目隠し効果のある常緑樹が適しています。

低木(ていぼく)
目線以下の高さの低い樹木です。花や実、紅葉などを楽しむために植え、植栽を含む住まい全体を美しくやわらかで優しい印象にしてくれます。

灌木(かんぼく)・下草(したくさ)類
地面を覆うような丈の低い植物です。建物の基礎を隠したり、住まいの外観に安定した印象を与えたりする役割。駐車場などコンクリート部分などに使うと明るくなります。

植栽を選ぶ際のポイント!

家の外観と環境との調和
建物の印象を明るくしたい場合は、明るい色の葉の植栽を選ぶなど、建物の外観の色や雰囲気と調和を図るのがポイントです。また、和モダン、北欧風、西海岸風、南仏プロバンス風などに関連するテイストの外観には、そのテイストの樹木や、それに近い種類の樹木を選ぶと外観との調和がとりやすくなります。

日差しとの関係
日差しを調整するには、落葉樹の背の高い高木が適します。夏は葉っぱが強い日差しをさえぎりますし、冬は葉が落ちて日差しを取り込むことができます。

庭の植栽のポイント
リビングから庭を眺めるとき、道路が丸見えだと殺風景に感じてしまいます。そこで、庭の道路寄りに樹木を植えることで、外からの視線を遮れるとともに緑が視界に入り、部屋の中で落ち着いて過ごせます。植えるのは、2mくらいの常緑樹でオリーブなどがおすすめ。

玄関アプローチに植える植栽のポイント
玄関へのアプローチに樹木を植える場所を作るのもポイントです。玄関脇の壁に窓を設けない場合は建物の余白になるので、そこにシンボルツリーを植えます。さらにその反対側にサブツリーを植えると、緑豊かなアプローチになります。

目隠し・プライバシーを守る植栽配置のポイント
道路やご近所からの視線をさえぎったりプライバシーを守ったりするには、人の目線よりやや高い中木で、冬でも緑のある常緑樹が適しています。窓の位置、近隣環境に合わせて植えるのがポイントです。

などなど庭といってもたくさんの植栽の中から配置、建物との調和を考え計画する必要があります。外構と建物を一緒に考えご提案できるのが木創です。次回は、人気の植栽・特徴などをご紹介します。少しでもお役に立っていますと幸いです。

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