木創

Blog日々のこと

2022.05.28

【家づくりをはじめられる方へ】家づくりの進め方 見学編

家づくりをはじめられる方が、必ずと言っていいほど行われるのが『展示場の見学・完成見学会への参加』です。展示場や完成見学会に行くとき、何を聞いたら良いのか?何を見たら良いのかをここでご案内させて頂きます。まずは展示場or完成見学会 どちらを見に行くかですが、どちらでも大丈夫です。しかし注意する点があります。

① 展示場は実際に建築する仕様ではないので広さや仕様は良くて当たり前!と思って見学して下さい。
ハイグレード仕様の展示場が多い為。

② 具体的に検討したい会社の完成見学会は必ず参加して下さい。
以上を注意して頂いたうえで聞く・見るポイントをご紹介します。
※これは個人的な経験と思いが入っていますので参考までに

〇聞く・見るポイント
ポイント1 現地での質問事項を事前にまとめておく(家族の希望)準備メモ活用
ポイント2 「この見学会の設備・性能は全て標準仕様ですか?」と質問する
ポイント3 建物の性能を聞く【Ua値、C値】、冷暖房の効きを体感する
ポイント4 建物のこだわりや設計で工夫した点を聞く
ポイント5 工務店の入居される方への気配り・配慮ができているか確認する
※完成見学会の場合
ポイント6 自分と工務店(担当者)との相性がよいか確認する(話しやすいかなど)
ポイント7 丁寧に仕事されているか確認する
ポイント8前向きに検討したい会社の見学会は何回も見に行こう

大きく分けるとこれくらいのポイントになります。その他にも気になる点などは、どんどん質問することが良いと思います。次は各ポイントを詳しく解説します。

〇ポイント1 現地での質問事項を事前にまとめておく(家族の希望)
現地で子供の面倒を見ながら家を見るのは大変です。また見て質問することは簡単そうで簡単ではありません。事前にHPや見学会のチラシなどをみて気になる点や聞いてみたいことを家族で話し合い、まとめておくことが重要です。自分たちが『こんな家にしたい、こんな生活がしたい』という思いもまとめておくと見学会で自分たちの理想の家が叶いそうか比べることが出来ます。準備編で作った家づくりメモが活躍します。

〇ポイント2 「この完成見学会の設備品は全て標準仕様ですか?」と質問する
家づくりの中で住宅設備や性能(構造・断熱仕様)などで大きく金額が変わります。会社ごとに標準仕様があったり、シリーズがあったり違うので見学している家はどの仕様(グレード)で価格帯がどれくらいになるか聞いたうえで見学すると具体的に価格も込みでの見方が出来ます。

〇ポイント3 建物の性能を聞く【Ua値、C値】、冷暖房の効きを体感する
見学会場の建物性能を聞いておくことが重要になります。聞く数値としてはUa値とC値を聞けばどれくらいの高気密・高断熱仕様か知ることが出来ます。もし自分たちが家を建てるならどれくらいの数値の家に住みたいかの比較できるポイントになります。また、その数値の家で暮らすとどれくらい冷暖房の効きが良いかなど実際に建てて住んでから知っては遅くなる部分を体感しておく必要があります。(100%同じではありませんが大切です)ですので見学する時期も重要になります。春・秋ではなく冷暖房が必要な夏・冬に見学されることをお勧めします。
※UA値、C値とは何か知りたい方は下記URLより性能ページをご覧ください。

性能について

〇ポイント4 建物のこだわりや設計で工夫した点を聞く
見学している建物のこだわりや設計で工夫した点を聞くのも重要です。こだわりや設計で工夫した点が多く出てくる方が、設計力・提案力がある場合が多いです。また、会社の大小問わず誰が設計しているのかは聞いてください。要望を聞いた人が直接設計してくれるのか!?要望を聞いた人が別の人に設計を行ってもらうのか?で要望のニュアンスの違いや温度差が出る可能性もあります。各社がどのような体制でプランを作られているのかもポイントです。

〇ポイント5 工務店の入居される方への気配りができているか確認する
見学会に行った際に見学会会場をどのように扱われているかもポイントです。お客様の住まれる前の大切な家なので手袋装着なのか?子供は入ってよいのか?養生はしっかりしているか?など・・『もし自分たちの家が完成見学会に使われたとき気持ちいいかどうか?』で判断しても良いかもしれません。その会社のお客様の家に対する『想い』が形になる部分です。それが日頃の業務に繋がっていると思います。

〇ポイント6 自分と担当者との相性がよいか確認する
シンプルに話している人が『話しやすいか?』『言っていることを理解してくれる人か?』『知識のある人かどうか?』『信用できるかどうか?』など・・
どうしても担当者が入り口になるのでその方がどんな人かで家づくりは変わってきます。
※同じ会社でも担当者によって出来る家は変わってきます!
色々な質問をしていく中で感じる部分もあると思いますので家だけでなく担当者もしっかり判断するのがポイントです。

〇ポイント7 丁寧な仕事であるか確認しましょう
会場では仕事が丁寧にされているか分かる範囲で見てみましょう。見るポイントは『繋ぎ目(堺)』『角』です。木と木の角が隙間なく施工されているか?クロスや塗り壁と木の枠の繋ぎ目がキレイに施工されているか?など家の間取りやデザイン部分以外のところにも注意して見てみましょう。見学会場の掃除がしっかりされているかも見るポイントです。
※展示場の場合は、さらに厳しく掃除されているか見ても良いかもしれません。
日常出来ないことは出来ませんので・・・

〇ポイント8 前向きに検討したい会社の見学会は何回も見に行こう
プラン作成や見積もり依頼を検討している会社の見学会は何回も見に行くことをお勧めします。見学会場の建物金額は教えることが出来ないのでたまたま見に行った家の仕様や間取りにこだわりが多く価格が高いケースや建物がよく見える事があります。何回も見学会を見にいることでよりその会社の家づくりがどのようなものか(平均的に見て)より分かってきます。

以上になります。家づくりは選ぶものや考えることがとても多くて大変です。事前に準備しておくことで同じ時間でも内容が大きく変わってきます。見学編を参考にして頂き少しでもよりよい家づくりを行って頂けると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございます。

2022.05.23

【家づくりをはじめられる方へ】家づくりの進め方 準備編

家づくりをはじめられたお客様が良く聞くのは『何から始めたら良いか分からないから、とりあえず展示場や完成見学会に行ってみました』というお言葉です。展示場や完成見学内など見られることはとても良いことです。今回、私がお伝えしたいのは展示場や完成見学会など行かれる前に家族で準備していれば、さらに内容の濃い見学になるという事です。
さらに気になった会社さんの見学会や展示場にすべて足を運んで話を聞くというのは、時間的にも体力的にも大変で難しいと思います。中にはそれを行って家づくりが嫌になった方もいらっしゃいます。(色々聞きすぎて何が良いか分からなくなったそうです・・・)

私は家づくりとは家族の夢が形になる『楽しい大イベント』だと思っています。少しでも楽しく家づくりを進めて頂けるよう下記を参考にして頂ければ嬉しいです。
まずは、第一弾として【準備編】をお届けしようと思います。

【準備すること】
まずは【準備すること】を行うと何に役立つのか簡単にお伝えします。
よくお客様から展示場や見学会に行くと営業の方がついてたくさん話を聞かされて『営業された・営業される』という感覚を持たれている方がいらっしゃいます。そういうイメージありませんか?これは営業側だけの問題ではなく、見学に行く側の方も関係してきます。
お客様にある程度、具体的な想いや計画がまとまっていない中で見学会にいくと、どうしても営業さんは営業さんサイドの話をしてしまいます。もしその話がお客様にピンとこなかったら面白くないので『営業されている』と感じてしまう部分もあるかともいます。
【準備すること】を行っていけば、営業さんも的を射た説明をしてくれるので短い時間でより内容の濃い話が出来るでしょう。それがお客様にとって一番役に立つと思います。

では【準備すること】とは!?
簡単に言うと【どんな家でどんな暮らしか暮らしがしたいか】です。
どんなことかというと
① どんな暮らし方がしたいか?
② どんな家の雰囲気が好きか?
③ どれくらいの予算が可能なのか?
④ 家づくりメモを作る
この3つを家族で話し合われるといいと思います。各項目を少し詳しくご説明します。

① どんな暮らし方がしたいのか?
これは具体的にどんな間取りで、こんな空間の使い方などではなくて、アバウトで良いと思います。例えば、
・庭でバーベキューをしたい
・家族が集まれる広いLDKが欲しい
・年中、素足で家の中はすごした
・夏涼しくて冬暖かい生活がしたい などなど
まずは具体的ではなくアバウトでいいので家族で好きなだけ想いを吐き出してください。これが具体的な間取りや空間づくり、仕様に関わってきます。

② どんな家の雰囲気が好きか?
これは直感的なイメージになります。家族で遊びに行ったとき車の移動中など感じがいいなという建物を見つけたときは、声に出してみんなに見て貰いましょう。具体的に何が良いかまで考えなくてもいいです。なんとなく感じがいいなで良いです。いろんなテイストの掲載されている雑誌も良いと思います。家族が好きな雰囲気を知れたら大成功です。

③ どれくらいの予算が可能なのか?
お金の話は特に準備が必要です。準備と言っても年収から計算していくらまで借りられるかではなく、月々の支払い(ボーナス払いも使うのか?)がいくらまでなら大丈夫かで考えて下さい。ザックリ計算で大体の総額が見えてきます。
計算例)35年返済 金利1.3~1.4%(ザックリ)
月々9万円まで頑張れそう!の場合、
月々90000円÷3000(固定の数字)=30
30×100=3000 月々9万円を35年で借りた場合、3000万円相当に値します。
これに自己資金を足した額が総額です。月々の可能支払いを3000で割った数字に100かけた答えが借入相当と考えて下さい。ザックリですが簡単なのでぜひ使って下さい。
詳しい資金計画については下記のブログにまとめていますので参考にしてください。

【住宅をご検討の方へ】安心した資金計画を行うために必要な事とは!?

④ 家づくりメモを作る
これは①②③など話した内容を書き込んだり・気に入った雑誌の切り抜きなどを貼り付けるノートです。見学会に行って①②③の内容は必ず聞かれますのでしっかり話した内容を伝えることが出来るようまとめておきましょう。しっかりお客様の想いを伝えましょう。

以上が簡単ではありますが、【準備すること】になります。お勧めは展示場や見学会に行った際に担当の方に①②③を伝えて、それを叶えるためにどんな提案をしてくれるかを担当の方から伺うと良いでしょう。興味があることに対しての提案なのでワクワクすると思いますし検討を続ける必要がある会社なのかも分かり易くなると思います。
準備をしていくと行かないとでは同じ時間でも得られる情報や満足度は大きく違いますので、これから家づくりを始められる方はぜひお試しください。
最後まで拝読ありがとうございます。少しでもお役に立っていますと幸いです。

2022.04.23

【住宅をご検討の方へ】安心した資金計画を行うために必要な事とは!?

木創のブログを見て頂きありがとうございます。
ここでは、住宅を検討中の方に役立つ情報を掲載しています。ただ私の主観的意見も入っているのでこれが100%正しいではなく、こういった考え方もあると!一つの考え方として参考にして頂けますと嬉しいです。

家づくりで避けて通れないのが資金(お金)です。ほとんどの方が住宅ローンを組んで家づくりを計画されると思います。今回はお金・資金計画についてお話します。

〇資金計画とは!?
「資金計画」は「予算」ではありません。計画時に住宅会社さんから提示がある見積もり・資金計画書は資金計画ではなく予算です。「予算」を組むことを「資金計画」と勘違いしていると、住宅の建築中や住宅ローン返済開始後などに、大変な思いをすることになります。

資金計画とは下記3つすべての事を指します。
① 資金の調達
② 支払いの計画
③ ローン返済
別の言い方ですと『ライフプランニング』が近いように思います。

①資金の調達とは!?
資金の調達とは住宅を建てる時の必要なお金をどうやって調達するかです。
項目としては、大きく分けて2つになると思います。
・住宅ローン
銀行や信用金庫などで必要な予算を借り入れする。建物の仕様・銀行・借入年数・借入する方法で金利が変動します。金利の安さだけではなくどれが自分たちの生活に合うか一度、家だけでなく人生設計を含めて家族で話し合われることをお勧めします。
※注意点
銀行から借りることのできる融資額が『予算』ではありません。子供の成長や貯蓄含めて検討して払えるお金が『予算』です。
・自己資金
ひとつの考え方として「自己資金額」の中から、将来のために残しておく資金額を考えます。使わない金額を考えることがとても大事なポイントです。必要なお金は残しておきましょう!
※注意点
住宅会社さんから提出される資金計画書はよく見ておきましょう。住宅を購入する際には、聞いたことのないような費用がたくさんかかります。それをすべて確認するのは大変です。検討される会社の方に『最初から引越しして暮らし始めるまでの予算を組んでください』とお伝えください。そうすることで後からの予算追加を防ぎ安心した計画が出来ます。
しっかりした資金計画書の提示がない場合は、お客様の事を大事に考えない住宅会社と判断しても良いと思います。

②支払いの計画
家づくりは車を買うように短期間で終わりません。契約から完成まででも4~6カ月かかります。※会社によって違いあります。
そのため、間でお金を支払いが必要なタイミングがありますので事前にどのタイミングでどれくらいのお金が必要になるのか知っておかれた方が安心です。
・ひとつのパターン(土地購入からの場合)
土地契約金(土地代金の約10%) 自己資金より
土地決済金(土地代残金+諸費用) 銀行融資より
建物契約金(建物代金の約5~10%) 自己資金より
建物着工金(建物代金の約20%) 銀行融資より
建物中間金(建物代金の約40~50%) 銀行融資より
建物最終金(建物代金の残金) 銀行融資より
引渡し平行(家具・家電購入費用) 自己資金
※上記の支払いパターンは住宅会社によって変わります。

③ローンの支払い
家が完成して住宅ローンの返済は30年や35年と長期間です。住宅ローンの資金計画は「借りること」も大切ですが、「無理なく完済すること」も重要です。

住宅購入までに下記の事も考えとくと良いかと思います。
・繰り上げ返済計画とそのための貯蓄計画
・修繕・リフォーム計画とそのための貯蓄計画
・子供の教育費の支払い計画とそのための貯蓄計画
・老後の生活費の計画とそのための貯蓄計画
・固定資産税、不動産取得税などの納税
最低でも上記の事は考えて計画を行ってください。

今の時代、年金もあてになりません。さらに人生100年時代と言われ我が家で暮らせる時間は長くなっています。その分、当然お金もかかってきます。脅しではありませんが、「老後破産」にならないためにも住宅購入の際には30年や40年後の未来を見据えて計画しましょう。

木創では上記の計画を一緒に考えるライフプランニングの相談を無料で行っています。計画前に気になる方はぜひライフプランニングを行って先を見据えた家づくりを行っていきましょう。最後までご拝読ありがとうございます。

木創のHPはこちら⇓下記URLよりご覧ください。
https://mokusou-t.com/

 

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